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流星のロックマン STARDUST BEGINS
憎悪との対峙
33 救うための勇気
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からなくなり始める。
最初、WAXAと警察がやってきたが、警察が自分たちを仕留めようとする、または人質を見捨てるような行動に移ろうとすればWAXAが警官を撃ち倒す。
そしてロックマンはWAXAや警察の援軍としてやってきたのかと思った。
だがそのロックマン=スターダストは警察、WAXA、そしてValkyrie問わず、攻撃を仕掛けてくる。
しかしその間にもスターダストは武器を持つ人間を次から次へと倒していた。

「ハァァ!!」
「グアァァ!!!」

重厚感のあるアーマーパーツを装備しているというのに動きだけは人間の目からすれば想像を絶する速さだった。
肘や足、膝を使った見慣れない動きで急所を狙って攻撃を仕掛け続ける。
そして銃を向けられた次の瞬間、片手を床につくと、それを軸にして側転して蹴りを加える。

「ヤァァ!!!」

スターダストは警官の腹部に頭突すると、反対側から迫るValkyrieの首筋を切り裂くように肘を振り上げる。
既にWAXA、警察、Valkyrie、スターダストによる乱闘状態だ。
しかしこれ以上の混乱状態になれば、人質の命が更に危険に晒されることになる。
勝負をつけるなら一瞬で、Valkyrie、WAXA、警察全て同時に。
スターダストはValkyrieの1人の胸部を踏みつけるように蹴ると、そのまま飛び上がり空中で後方に回転する。
そして着地すると更に飛び上がり、空中で体を捻りながら側宙して集団と距離を置いた。

『バトルカード!!!アイスステージ!!!タイフーンダンス!!!』

バトルカードをトランサーのカードディスプレイから2枚同時にロードする。
これで勝負はついた。
会議室前フロアの床は一気に凍りつき、即席のスケートリンクが出来上がる。

「!?え!?あぁぁ!?」
「うわぁぁぁぁ!!!!」

そして足元が凍りついたことに驚く暇もなく、その場にいたスターダスト以外の全員がタイフーンダンスによる強風に武器を飛ばされ、バランスを崩し、そのまま階段や他の教室などに滑っていった。
中にはバランスを無理に立て直そうとしてよりバランスを崩してしまい、勢い余って窓から落下する者までいた。
その光景は隕石が落下したことで周囲のものがなぎ倒されるかのようだった。
その光景を見て少しだけ心の何処かで安心したのか集中力が途切れる。

「ハァ...グゥ」

スターダストはその場に1人だけになると一瞬だけ顔を苦痛で歪めると、すぐさま会議室の扉に手をかけた。
集中力は一瞬で戻り、疲労とダメージを忘れる。
会議室の中ではパニックが起こっているようだった。
中にいる人質たちはこの平和な国で銃や常軌を逸した暴力と出くわすこと無く成長してきた子供たちだ。
しかもその多くは小さい頃から将来を期待
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