ターン14 鉄砲水と負の遺産
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らにカードガードのもう一つの効果によって自身に乗ったガードカウンター1つにつき300の攻撃力がアップだ」
「長い長い長い!」
長いうえにとんでもない早口だったから半分ぐらいしか聞いてなかったけど、とりあえず攻撃しない方がよかったのは理解できた。どうしよう、サイクロンをここで使うべきだろうか。さっきまでは使う気だったけど、この男思ったよりもカードの使い方がうまい。となると正直、あの波動キャノンは他のカードの囮のような気がする。こっちがサイクロンを握ってることは向こうも知らないはずだし、もう1ターンだけ様子を見よう。それでもまだ仕掛けてこないなら、さすがに波動キャノンが見過ごせない。その場合はやむを得ないということで、下手にダメージ食らう前にさっさと発動することにしよう。
「ローズ・トークンを守備表示にして、これでターンエンド」
「俺のターン、ドロー!………これで波動キャノンはフィールドに1ターン残ったことになるな、旦那」
「くっ」
まだだ。あんな挑発には乗らない乗らない。もっとも、サイクロンは手札にあるから今は何かしたくてもできないんだけど。
「それじゃ、カードガード2体の効果発動。自身に乗ってるガードカウンターを取り除いて、波動キャノンに計2つのガードカウンターを上乗せする」
2体のカードガードがまたもや波動キャノンにシールか何かの用にぺたりと引っ付く。ただし、先ほどと違い波動キャノンはその奥の方がぼんやりと薄く光っており、少しずつパワーがたまってきているのがよくわかる。
カードガード 攻1100→800
カードガード 攻1100→800
「そしてゴゴゴゴーレムを守備表示で召喚」
ゴゴゴゴーレム 守1500 攻1800→900
ローズ・トークン 攻800
「準備は整った、ブラック・ガーデン第二の効果を発動!このカードとフィールド上の植物族、つまり旦那のフィールドにいるローズ・トークン2体を破壊することで、墓地からその攻撃力合計と同じ攻撃力のモンスターを1体特殊召喚する!来いよ、カードガード!」
カードガード 攻1600→1900
「よくもまあそんなにクルクルと回るもんだ………!」
というか、これは割とシャレにならない。今はまだ攻撃力2400のシャークラーケンが抑止力になってくれているけど、それがいなくなれば男のフィールドの攻撃力合計はすでに4000をオーバーしている。そうでなくともあの波動キャノンもあるし。
こんな時にユーノがいたらいつも通りの調子で上等上等って笑いながら突破してくれるんだろうけど、今はそのユーノもいない。…………もうよそう、このことについて考えるのは。
「来い!」
「言われなくとも、ってな。行くぜ旦那、ジョーズマンに攻撃力1900
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