第六章
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相手にあまり一本は取られてはいない。実力差はそこまでは開いていないのだ。
防いだりかわしたりしながらだ。彼は見ていた。
雅は一直線に攻めてくる。その中心線を見たのだった。
「あそこを」
見てだ。彼は心の中で呟いた。
そしてだ。中段に構えた。
すっと一歩出る。竹刀を持っているつもりはなかった。真剣を持っているつもりでだ。一歩摺り足で前に出て。そこからは一瞬であった。
面を繰り出す。流れる様な動きで。するとだった。
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