第十幕その五
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イギリスのパーティーを楽しむのでした、狸さん達はティーセットとイギリスの朝食を食べてびっくりしたお顔になって言いました。
「あれっ、美味しいよ」
「そうだよね」
「思ったよりもっていうか」
「かなりね」
「美味しいよね」
「そうだね」
こうお話するのでした。
「紅茶もだし」
「ワインとかシャンパンもね」
「お酒美味しいよ」
「そうだね」
「しかも」
尚且つというのでした。
「ティーセットもいいよ」
「ケーキもクッキーもね」
「スコーンもいい焼き加減で」
「エクレアとかシュークリームもね」
「サンドイッチもいい具合で」
「幾らでも食べられるよ」
「それで飲めるよ」
こう言いながらでした、実際にです。
狸さん達はティーセットを楽しむのでした。勿論昼食のメニューもです。卵料理やパン、そうしたものもです。
「朝御飯はいいんだ、イギリスって」
「そうみたいだね」
「何かこれだけだとね」
「凄くいいよね」
「イギリスは朝食の評判はいいのです」
老紳士もこう言います、長老さんと一緒のテーブルに座ってそうしたものをご自身でも楽しみながら。
「卵料理にしても」
「その様ですな」
長老さんは目玉焼きを食べながら答えました。
「これもかなり」
「はい、ですから先生のアドバイスを受けて」
「こういったパーティーにされたのですな」
「そうです」
まさにその通りというのです。
「そうしました」
「成程」
「それでなのですが」
ケーキとワインを楽しむ長老さんに尋ねるのでした。
「お味は」
「最高ですぞ」
「それは何よりです」
「お水はこの松山のものですな」
「はい」
「食材も」
「調味料もです」
そういったものも全部、というのです。
「日本のものです」
「左様ですか」
「日本の食材でイギリスの料理を作ったのですが」
「よいですな」
「まことに。では今日は」
「楽しませてもらって宜しいでしょうか」
「是非」
老紳士は長老さんに笑顔で答えました。
「その為に来て頂いたのですから」
「それでは」
「ではどんどん召し上がって下さい」
ティーセットもモーニングも、というのです。
「遠慮なぞなさらずに」
「それでは、しかし」
ここで、です。長老さんは甘いものとワインを楽しんでから言いました。
「ワインは洋菓子と合いますな」
「ケーキと、ですね」
「はい、他のものとも」
勿論サンドイッチともです、長老さんはそうしたものを一緒に味わいつつ言うのでした。
「合います」
「ビールは違いますが」
「ワインは、ですな」
「特に赤でしょうか」
こちらのワインの方がというのです。
「ケーキやクッキーに会うでしょうか」
「シュークリームに
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