暁 〜小説投稿サイト〜
ドリトル先生と伊予のカワウソ
第十幕その四
[1/2]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話
「何よりじゃ、最大の心配は消えた」
「ようこそ」
 老紳士が笑顔で長老さんに応えてます。
「我が屋敷に」
「こちらこそはじめまして」
「こうして今回お会いしたのは」
「お互いのこれからのことじゃな」
「我々としましては」 
 老紳士は長老さんに気品のある笑顔でお話します。
「是非共友好的に親しい友人同士として」
「お付き合いをじゃな」
「したいのです」
「こちらもじゃ」
 長老さんは老紳士に穏やかな笑顔で答えました。
「是非共な」
「争わずにですね」
「わし等狸は遊ぶことは好きじゃ」
 それは、というのです。
「しかし喧嘩等はな」
「お嫌いですね」
「そうじゃ、大嫌いじゃ」
 そちらはというのです。
「だから仲良くやれればな」
「それに越したことはないというのですね」
「そうじゃ」 
 だからだというのです。
「それは貴方達もじゃな」
「私達もです」
 カワウソさん達もというのです。
「遊ぶことは大好きです」
「しかし喧嘩はじゃな」
「喧嘩は安易も生み出しません」
「そうじゃな」
「はい、ですから」
「お互いにな」
「友人になりましょう」 
 老紳士はこう言ってです、自分からでした。
 右手を差し出しました、長老さんも応えてでした。
 そうしてです、握手をしました。他の狸さんとカワウソさん達もです。
 お互いに笑顔で挨拶をしました、そうして。
 彼等は早速打ち解けました、先生はその狸さんとカワウソさん達を見て笑顔になりました。そうして言うことはといいますと。
「まずはこれでよしだよ」
「これからだね」
「問題なのは」
「友好的になってもね」
 それでもというのです、動物達に。
「まだそうなったばかりだから」
「これからね」
「それを深めていくんだね」
「ではね」
 それではと言うのでした。
「パーティーだけれど」
「もう用意は出来てるわね」
「そうだね」
 トートーとホワイティはカワウソさん達の後ろを見て言いました。そこにはもう沢山の白いテーブルかけをかけたテーブルと椅子があります。
 そしてです、そのテーブル達の上にです。
 もうです、お茶にティーセットがあります。その他にも。
 イギリスの朝食もあります、そういったものを見て言うのでした。
「では今すぐにでも」
「はじめられるね」
「それこそ」
 チープサイドの夫婦が言ってきました。
「それではね」
「私達も」
「では」 
 先生は動物達とやり取りをしながらでした、そして。
 長老さんと老紳士のところに来てです、こう言いました。
「それでは」
「はい、そうですね」
「今からじゃな」
「パーティーをはじめましょう」
「もう用意は出来ています」 
 老紳士は笑顔で答え
[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ