13ーリロード
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そう言って抱き締められた。
「朝田さん…」
「…??」
この格好じゃどう見ても恋人同士に見られる。…それは…嫌。
「しん…かわ君。…やめて。」
「あ…!」
慌てて離れる新川君。誤魔化すように話を変えて。
「雪宮君が来てから…変わったよね。朝田さん。」
「そうかしら…?」
変わった?…いや…
「うん。…でも…」
「?」
「僕はクールな朝田さんが良かったな。…戻って欲しいな?…あと僕もそういうことだから…」
そう言うと新川君は少し赤くなって帰って行った。
私は1人。
「ごめんなさい。…私は…」
強くなりたい。変わりたい。そうすれば私はーーー
ーーー僕達が強くなればいいんだよ?ーーー
そんな佳の言葉が風に乗って聞こえた気がした。
僕はログインする病院に着くと。
「?」
「どうした?」
「…いや?なんか…それより和人!」
「?どうした?佳…痛ただただ!痛い??」
僕は和人の肩関節をあり得ない方向に曲げようと努力していた。
「ねえねえ?和人!僕はね?とてつもなく嬉しいん…だ!」
ごぎっ!
「まじ!ギブ!ギブ!」
「ほらほらやめなさい!」
安岐さんが慌てて和人に助け舟をだす。僕は和人を離すと少し迷いながら。
「…すみません。安岐さん。今日は家でログインさせてもらいます。」
「??」
和人と安岐さんは驚いた顔をしている。
「なんで??」
和人はそう叫ぶ。
「守りたい奴がいるから。死銃がいると分かった以上僕はね…あいつのそばにいたいんだ。言葉に表すのが難しいな…」
「分かったわ…。」
安岐さんはそう言うと。僕の背中を叩き、
「言葉になってないけど。男が女の子守るのに理由はいらないわよね?」
「…分かった。」
そう言って。2人は僕を送り出してくれた。
「ありがとう。」
その言葉を言うと僕は病院の廊下を駆け出した。
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「…人使いが荒い。」
「ありがとう。」
僕は帰り道。いきなり詩乃に「ミネラルウォーター買ってきて!」
と電話がきて買ってきた。
「…まあいいけどさ。」
「ねえ?佳。」
詩乃が僕にいきなり詩乃に真面目な顔で。
「ねえ…佳。もしも私が違う人と付き合うっていったらどうする?」
うーん?そりゃ…。
「いいんじゃない?別に。」
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