初年度
学園編
TURN-05『湖上の決闘─フォトンVS魔導』
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カードを破壊する瞬間、ホンの少しだけカードの絵柄が見えたが、どうやら《トーラの魔導書》と《次元幽閉》だったようだ。
トーラはともかく、幽閉は危なかったと思う。
しかし、これで障害は無くなった。
「バトル! フォトン・ワイバーンでカオス・マジシャンに攻撃! ホーリーレイ!!」
俺の言葉に呼応するように、フォトン・ワイバーンの口に光が収束される。
そして一瞬後、収束された光は一筋の光芒となってカオス・マジシャンを飲み込み、破壊した。
「うっ!!」
凛 LP4000→3900
カオス・マジシャンを破壊した光芒の余波が、凛のライフにダメージを与えた。
これで僅かながらもライフ差を縮めたし、ボードアドバンテージも俺が取っている。
「いいぞー! 章刀くーん!!」
俺が優勢になったことで、翔が声援を送ってくれている。
現状は確かに俺がリードしている。
しかし、リードしている時にこそ、油断は禁物だ。
「カードを1枚セットして、ターンエンドだ」
章刀 LP3700
手札2枚
モンスター1体
《フォトン・ワイバーン》
魔法・罠2枚
《セット》×2
凛 LP3900
手札2枚
モンスター0体
魔法・罠0枚
フィールド
《魔導書院ラメイソン》(凛)
◆◇◆◇◆◇◆◇
【凛side】
「私のターン、ドロー!」
ドローしたカードを手札に加え、すかさず私はフィールド魔法の効果を発動させる。
「《魔導書院ラメイソン》の効果発動! 自分のフィールドまたは墓地に魔法使い族モンスターが存在する場合、墓地の『魔導書』1枚をデッキの一番下に戻すことで、カードをドローできる! 私は《グリモの魔導書》を戻し、カードをドロー!」
墓地のカードをデッキに戻し、再びカードをドローする。
ドローしたカードを加えた手札をザッと見て、私は思った。
この手札ならいける‥‥!
「私は《魔導戦士 フォルス》を攻撃表示で召喚!」
獅子の顔の意匠が施された斧を持った、赤を基調とした服装の戦士が現れる。
《魔導戦士 フォルス》ATK1500
「フォルスの効果発動! 墓地の『魔導書』1枚をデッキに戻すことで、魔法使い族モンスター1体のレベルを1つ上げ、攻撃力を500ポイントアップさせる! 私は《トーラの魔導書》を戻して、フォルスのレベルと攻撃力をアップ!」
《魔導戦士 フォルス》星4→5/ATK1500→2000
「さらに装備魔法《バウンド・ワンド》をフォルスに装備! これでフォルスの攻撃力がさらに500ポイントアップする!」
《魔導戦士 フォルス》ATK2000→2500
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