初年度
学園編
TURN-04『もう1人のイレギュラー』
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やしたジュンコが凛の豊潤な双胸を鷲掴みにする。
明日香と比べると僅かに劣るが、凛の胸にも立派な2つの果実が実っていた。
「ァんっ! ちょ、ちょっとジュンコちゃん! や、ゥんっ! や、やめてよぉ!」
ジュンコが胸を揉みしだき、肉の果実がたわわに変形する度に、凛は妙に艶かしい声を上げる。
「ジュンコ、やり過ぎ」
さすがに黙認しかねたのか、明日香がその行為をやめさせる。
「ゴ、ゴメン」
ジュンコもやり過ぎたと感じたのか、静かに凛の胸から手を離し、彼女に謝った。
「もぉ〜‥‥」
ようやくジュンコの魔の手から解放された凛は、胸を両手で隠しながら、ジュンコにジト目を向ける。
その後、暫く沈黙が続いたが、凛が意を決したように口を開いた。
「す、好きって訳じゃないけど‥‥気になる人なら、いるよ?」
「だ、誰!?」
「誰ですの? 凛さん」
「えっと、ラーイエローの‥‥光凪くん、だったかな?」
凛が興味を持った人物とは、章刀のことだった。
「あ〜‥‥。あの入学試験でクロノス教諭にワンターンキルを決めたやつね」
章刀が入学試験でワンターンキルをやってのけたことは、新入生ならそのほとんどが知っている。
同学年の実力者の噂は、意外と早く広まるのだ。
勿論、ここにいる4人も知っている。
「確かにワンターンキルはすごいですし、成績も良いみたいですど‥‥特別イケメンって訳ではないのが惜しいのですよねぇ。どうしてあの方が気になるんですの?」
「うん。何て言うか、その‥‥」
ももえの問いに、凛はこう答えた。
「私と‥‥同じかも知れないから」
「? どういう意m──」
凛の発言の意味がわからず、ジュンコがその真意を訊ねようとした時、
「覗きよー!!」
「きゃあああ!!」
「チカーン!!」
大浴場の外で他の女子生徒が悲鳴を上げた。
「痴漢ですって!?」
「ちょ、ちょっと! ジュンコちゃん!? ももえちゃん!?」
凛の声をよそに、バスタオルで体を隠したジュンコとももえが大浴場を飛び出していった。
「だ、大丈夫かな」
「私たちも行ってみましょう」
「う、うん」
明日香と凛もバスタオルで身を隠すと、飛び出していった2人の後を追った。
外に出ると、そこには多くの女子生徒の姿があり、その中心には、数人の女子に取り押さえられた翔がいた。
そして、そんな翔の前に仁王立ちしていたジュンコが言う。
「もう逃げられないわよ、この痴漢!」
「まぁ! 明日香様からのラブレターですって!?」
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