暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはStrikerS〜破滅大戦〜
1st
邂逅篇
第6話『模擬戦』
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新しい仲間のね」

「こんな夜遅くにですか? それに、新しい仲間って‥‥」

なのはの説明に反応したのは、小竜を連れたピンク色の髪の少女──キャロ・ル・ルシエ。

「もしかして、そちらのお2人が‥‥?」

そのキャロに続いて声を発したのは、赤髪の少年──エリオ・モンディアル。

彼の双眸は、なのはたちの奥に立つナツとツナを捉えていた。

「そう。ナツくんとツナくんだよ」

「ナツ・ドラグニルだ。よろしくな」

「沢田綱吉です。ツナでいいよ」

「‥‥何というか、ややこしい名前ですね」

2人の名前に反応したのは、オレンジ色の髪を黒っぽいリボンでツインに結った少女──ティアナ・ランスターだ。

彼女の発言に、他の3人も内心「確かに」と思ったのはココだけの話‥‥。

「それともう1人‥‥」

なのはがフィールドに視線を移すよう4人に促す。

4組の双眸が捉えるのは、シグナムと相対するオレンジ頭の青年。

「一護くんだよ」

「イチゴ=H 果物のですか?──ッ!?」

言ったスバルに、なのははグイッと詰め寄る。

「スバル‥‥それは一護くんに言っちゃダメだよ。いい?」

「は、はい‥‥」

なのはの鬼気迫る忠告に、スバルは若干(すぼ)みながらも従うことにした。

「けど、いきなり相手がシグナム副隊長なんて‥‥」

「あの一護さんって人‥‥大丈夫なんですか?」

キャロとエリオが心配そうに一護を見つめる。

2人はシグナムの実力を知っている。

自分たちはもちろん、並の魔導師では到底かなわない強さだと認識しているが故の発言だった。

しかし、

「確かにリミッターを付けてるとはいえ、シグナムは強い。けど一護なら、もしかするともしかするかも知れないよ」

そんな2人の発言に、フェイトが異を唱える。

実際に一護のチカラを目の当たりにしているが故の発言だ。

なのはも同意見なようで、静かに頷いている。

「へえー‥‥。じゃああの一護って人も強いんだ」

フェイトの発言を受け、興味深々な眼差しで一護を見ているスバル。

「‥‥‥‥‥‥」

そんなスバルとは対照的に、怪訝な眼差しで一護を見つめるティアナ。

その時、夜の海の風景が真昼間の廃棄都市へと変化した。

シミュレータが作動したようだ。

「グリフィスくん。2人の戦闘の記録、頼んだで」

《了解しました》

はやてはロングアーチに所属する自分の副官であるグリフィス・ロウランに、これから始まる一護とシグナムの模擬戦の記録を命じる。

そしてすべての準備が整ったことで、はやてはフィールドに立つ2人に対して口を開いた。

「待たせてごめんな」



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