暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはStrikerS〜破滅大戦〜
1st
邂逅篇
第6話『模擬戦』
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めるリイン。

(決闘趣味のシグナムがあんなに浮かれるなんて、よっぽどすごいチカラがあるんでしょうか‥‥?)

浮かれる仲間の姿を思い浮かべながら、リインは物思いに耽る。

「どうする?」

「リインも観たいです!」

シグナムの性質(タチ)も相俟って、一護たちのチカラに俄然興味が湧いた。

リインは模擬戦の観戦意思を表明する。

「それじゃあ、私たちも移動しよか」

はやてに言われ、一同はシグナムの後を追うように訓練施設へと向かった。


◆◇◆◇◆◇◆◇


「そういえば、一護くんたちは地球出身なの?」

訓練施設へと向かう途中、ふとなのはが問う。

一護と初めて会った時にも頭を過った疑問だ。

「随分とスケールのデカい質問だな。括りが広すぎんだろ」

街や国の出身を問われるのは理解できるが、まさか惑星単位で問われるとは思わず、一護は返答に困る。

「あははは、他所から来ていきなりそんなこと訊かれたらそら困るわな」

困り顔の一護を見て、はやてが笑う。

「まあ簡単に説明するとやな、この機動六課は時空管理局≠チていう組織に属してるんやけど、その管理局の大筋の仕事は次元世界の管理及び監視≠ネんや。諸々違いはあるけど、その次元世界の中に地球も含まれとるって思ってくれればええわ」

困惑顔の一護に、はやてが大まかな説明を施す。

「次元世界≠チていうのは、いわゆる平行世界(パラレルワールド)≠フこと?」

次に言葉を発したのはツナ。

エレアから平行世界(パラレルワールド)≠ノついて聞いていたための発言だ。

「う〜ん、色々面倒くさい違いがあるけど、まあ間違ってはないかな」

「ふ〜ん‥‥」

ツナははやての回答から色々と思案を巡らせているようだ。

察するに、情報を整理しているのだろう。

「まあ地球出身ではあるな。東京の空座(からくら)町って場所だ。ツナは?」

「オレは並盛町。でも次元世界ってたくさんあるんでしょ? なんでオレたちが地球出身だと思ったの?」

情報整理を終えたツナは一護の問いに答え、次いでなのはに問いかける。

「名前の響きが似てたからね。わたしも地球出身なんだ。海鳴市って場所」

「じゃあはやても?」

「そうや。私は関西出身なんやけど、ここに来る前は海鳴に住んでたから、海鳴出身でもあるかな」

「フェイトも地球出身なのか? どっか外国とか」

「ううん、私はちょっと違う。けどなのはたちと同じで海鳴市にいたから、地球出身と言えないこともないかな」

地球の話題で盛り上がる5人の後ろで、ナツは物珍しそうに彼らの会話を聞いていた。

「お前は地球出身じゃねーのか?」

そんなナ
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