第三話 アクセルSIDE2
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なんだ?」
アクセル「イノブスキーに決まってる」
ルナ「イノブスキー?誰だそりゃ?」
アクセル「レッドアラート一の熱血漢。身体をバイクみたいな形に変えられて、もの凄いスピードを出すよ。攻撃はホイールとかも使うけど…基本突進」
ルナ「成程、猪突猛進の馬鹿か…にしてもセントラルサーキットに爆弾仕掛けるなんてイカれた野郎だ」
アクセル「何か問題があるの?」
ルナ「ああ、セントラルサーキットっていうのはな、シティ・アーベルにある1番大きな高速道路でな。避難や物資の流通にも使われてるんだ。破壊されたら民間人の避難も物資の補給もままならないし莫大な被害が出るんだ」
アクセル「ええ!?それって…」
ルナ「ああ、やばい…アクセル、お前ライドチェイサーの経験は?」
アクセル「えっと…ライドチェイサーってあんまり乗ったこと無いんだ。仕事でもたまにしか乗らないから」
ルナ「分かった。じゃあ爆弾は俺が回収すっから、お前は敵の撃破を任せた」
アクセル「OK」
流石にライドチェイサーの操縦経験の少ないアクセルに敵を撃破しつつ爆弾回収の作業をやらせるわけにはいかずライドチェイサーの扱いに慣れたルナが爆弾を回収し、アクセルが敵撃破の作業をする。
すると後方から何かが近付いてくる音がした。
振り返れば、猪を模した姿のレプリロイドが走ってくる。
アクセル「イノブスキー!!」
ルナ「え?」
バイクのような姿に変形したイノブスキーに、アクセルは笑いかけた。
アクセル「やあ、“総長”!!元気そうだね。あんたを狩りに来たよ!!」
イノブスキー「て、てめぇ!!レッドに拾われたくせにいぃ!!恩を仇で返そうってかあぁ!?それでも漢かっ?ああ!?」
大音量の怒鳴り声に、ルナは顔を顰める。
アクセルは肩を竦めた。
アクセル「そんなに鼻息荒くしなくても……それに、これはある意味、恩返しだと思ってるしね」
イノブスキー「ブヒイィィ!!何だとぉ!!?」
ルナ「うるせえな…お前が“ヘッド”か?」
イノブスキー「へ、ヘッド〜!?そんな恥ずかしい名前で呼びやがって、総長と呼べ!!」
質問の答えになっていない。
ルナ「いや、どっちでも同じだろうがよ。イレギュラーハンターとして暴走族を認めるわけにゃあいかんのでねえ!!」
イノブスキー「ぼ、暴走族ぅ!?てめぇ…」
ルナ「アクセル…こいつロードアタッカーズの残党か?」
ルナがアクセルに問う。
イノブスキー「てっ、てめぇ!!あんな雑魚と俺のチームを一緒にしやがる気か!?許せねぇ!!」
アクセル「あれ、総長ってロードライダーズの方じゃなかったっけ?」
イノブスキー「ブヒイィィ!!てめぇら…重ね重ねっ!
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