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魔法少女リリカルなのは〜その者の行く末は…………〜
Chapter-3 Third Story~Originally , meeting of those who that you meet does not come ture~
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えていた。その一直線上には龍雅がいたが、直前に退避していたためユーリに当たって拘束する。龍雅が退避していなければ彼に当たっていた気もするが、それでもかまわなかったのだろうか。――――今は放っておこう。
そして着弾を確認する前になのはから合図が来る。打ち合わせをしていたのだろう。そのために時間が掛かっていたようだ。
そして、これが正真正銘の全力。死力を尽くした戦いもこれで終わればいい。と思えば、まだ終わって欲しくないような気もする。でも、今回はこれで幕引きだ。
「全力全開っ!! スターライトッ……ブレイカァァァァァァ――――――――――!!!!!」
「我流、九星六白、集束砲。六花極天性爆砕」
先になのはの先行する砲撃が拘束されているユーリに命中する。それから遅れること数秒。なのはの恒星のような砲撃といくつにも分裂した燐夜の砲撃がユーリに殺到する。ユーリはそれらをとても安らかな表情で受けた。
今までぶつかり合ってきた。相手の感情が流れ込んできた。相手の記憶が流れ込んできた。自分と同じくらい不幸な過去を持つ人を初めて見た。戦っていてわかったことがある。みんな差異はあっても不幸な思いをしてきている。でも、みんな笑っていた。どうしてか分からなかった。でも……でも、今ならわかる気がする。
今日ほど戦うことが楽しかったことはない。胸に手を当ててみる。エグザミアはもう止まろうとしている。キャパシティを超える魔力を食らったから機能を停止したんだ。
これでようやく解放される。ようやく向こうに逝ける。
強大な魔力の奔流から解放され、ユーリは意識はあるものの落ちていく。もうこのまま終わってもよかった。
なのはたちはユーリを助けようとまた動き出すも、一番近いフェイトでも間に合うかどうかといったところだった。それでも、諦めの表情は見えない。誰もがユーリを助けようと必死だった。でも間に合わない。
「勝手に行こうとするな、馬鹿者」
「……? ディアーチェ?」
落ち続けるユーリを捕まえたのは、先ほど躯体の完全復活を終えたディアーチェだった。それだけではない。その周りにはシュテルもレビィもいた。ユーリの視界がぼやける。ユーリの頬を何かが伝う。もう止められなかった。涙がとめどなくユーリの頬を伝って零れ落ちる。ようやく会えた四人、ようやくそろった四人。彼女たちの表情には、翳りなんてものはなかった。
抱き合う四人。再会を喜び合う。今の彼女たちを邪魔するものは誰もいない。紫天の盟主、ユーリ・エーベルヴァイン。そこに集う三人のマテリアル。理を司るマテリアル
星光の殲滅者
(
シュテル・ザ・デストラクター
)
。力を司るマテリアル
雷刃の襲撃者
(
レビィ・ザ・スラッシャー
)
。王を司るマテリアル|闇統べる王《ロード
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