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魔法少女リリカルなのは〜その者の行く末は…………〜
Chapter-3 Third Story~Originally , meeting of those who that you meet does not come ture~
number-35 after this
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がついた。


 龍雅がユーリと正面からぶつかり、フェイトが周りからヒット&アウェイを繰り返す。定石ではあるが、確実に削れてはいる。
 ちらっとなのはの方を見ると、もうすぐ集束が終わるといったところであったが……なのはのデバイスであるレイジングハートの先に集束されている魔力が尋常ではなかった。もはや太陽である。なのはの桃色の魔力を中心にフェイトの黄色、燐夜の灰色、ユーリの黒い赤色がアクセントとなって辺りを照らしている。


 燐夜は気を持ち直して、なのはの攻撃の後追撃するために同じように集束に入った。燐夜の収束はなのはほどは遅くない。むしろすぐ終わる。それはヴィータと相対した時に証明済みだ。すぐになのはの三分の二ほどの大きさまで膨れ上がる。


『燐夜君!』
『どうした、なのは』


 突然、なのはから念話が入る。いきなりのことに若干ギョッとしたが、さほど問題にはならなかった。制御している魔力が暴走するようなことにもならなくて済んだ。燐夜はなのはにもう少しタイミングを呼んでほしいとお願いする。


『にゃはは……ごめんね?』
『もういいから。何か用があったんだろ?』
『うん! 私と一緒にせーので撃ってほしいの!』
『ああ、分かった』


 合図は任せて! そう伝えたなのはは念話を切った。目下戦闘は続いている。龍雅が押され気味ではあるがフェイトがフォローしてぎりぎり持っている状態だった。表情も歪んでいる。状況が芳しくないせいだろう。だが、龍雅は本来の目的をすっかり忘れてしまっているのだ。いや、知らないと言った方が正しいのだろうか。なのはの時間稼ぎだということは知らないまま全力を持って真正面から立ち向かっていく。
 燐夜からして見れば、無謀ではあるが、それを実行している根性と足りない分を補う頭脳だけは評価に値した。
 集束が終わった。あとは放つだけであるが、燐夜の体では制御していられるのは持ってあと二分といったところ。出来るだけ早くしてもらわないと逆に魔力に呑まれてしまう。意識を保っているのもやっとといったところ。だが、確かにこの戦いは自分の糧となっている。巻き込まれた形で参加している燐夜だったが、今はむしろ感謝さえしている。


 ――トクンと心が高鳴った。まるで私を忘れるなと言っている様に。私を大切にしろと言っている様に。
 そうだった。一番近い所にいる相棒を忘れるところだった。エクレイア。今は亡き母親から受け継がれたユニゾンデバイス。最初はさほど好きでなかったが、ともに戦いを重ねているうちに唯一無二の相棒になっていた。
 ――――限界が近い。合図はまだなのか、なのは。


「ストラグルバインド!」
『今っ!! 行くよ、燐夜君!』


 クロノがユーリに向かって拘束魔法(バインド)を唱
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