暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはStrikerS〜破滅大戦〜
1st
邂逅篇
第5話『集結』
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前のガジェットを1機たりとも残さず、文字どおり殲滅≠オた。
「「す、すごい‥‥」」
思わずフェイトちゃんとハモってしまう。
わたしたちにも強力な魔法はある。
でも、ガジェットはアンチ・マギリンク・フィールド>氛汳ハ称AMF≠ニ呼ばれる、一定範囲内の魔力結合を解くことで実質的に魔法を無効化する高位防御魔法を展開できるため、青年がやったような容易に一掃する≠ニいうことは難しい。
わたしたちは正に、呆気に取られていた。
「ふぅ、やっと終わったか」
青年が持っていた大刀を地面に突き立て、一息をつく。
その行動を以って、わたしたちは正気を取り戻した。
「! なのは! 彼を保護しないと!」
「ふぇ? あ、ああ! そうだね」
フェイトちゃんに促され、わたしたちは青年を保護するべく、地上へと降りる。
浮遊していた時から感じていたことだけど、青年の辺り一帯の空気が、やはり重い。
胸の辺り──いや、むしろさらにその奥だろうか──を締め付ける、強大な
何
(
・
)
か
(
・
)
‥‥。
でも、それでいてどこか安心するような、優しい
何
(
・
)
か
(
・
)
‥‥。
横目でチラッと見ると、フェイトちゃんもその
何
(
・
)
か
(
・
)
を感じているようだった。
この不思議な感覚は一体‥‥?
わたしたちは一先ずその
何
(
・
)
か
(
・
)
を頭の隅に追いやり、青年に声を掛けようとした。
「誰だ?」
しかし先に声を発したのは、わたしたちの接近に気づいた青年の方だった。
青年は振り返り、わたしたちを視認すると、顔を僅かに顰めた。
顔つきや体格から改めて推察すると、20代前後──大体わたしたちと同年代くらいだろうか‥‥。
着物みたいな格好だし、何よりこの言語‥‥。
もしかするとわたしと同じ世界の、同じ国の人なのかも‥‥。
「さっきの奴等の仲間か‥‥?」
そんなことを考えていると、青年は突き立てていた大刀を手にし、わたしたちに問い掛けてきた。
どうやらわたしたちをガジェットの仲間だと思っているらしい。
まぁ、あんなのに襲われた後に現れれば、それは怪しいかな‥‥。
「待ってください! 私たちに戦意はありません。私たちはあなたを保護しに来たんです」
内心で自虐するわたしに代わって、フェイトちゃんが両手を挙げて青年に話し掛ける。
敵意は無い≠ニいうことを表したポーズだ。
「俺を、保護‥‥?」
「はい。先程あなたが戦って倒した機械はガジェット≠ニいって、近頃このミッドチルダで頻出している危険な機械なんです」
「‥‥‥‥‥」
「ガジェットは私たちにとっても敵に当たります。ですから、私たちはあなたの敵ではありませんし、あな
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