暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはStrikerS〜破滅大戦〜
1st
邂逅篇
第5話『集結』
[3/11]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
したドレスのような装いと黒を基調とした軍服のような装いであること。

服に包まれてもなおその存在を主張する双胸の膨らみからして、2人とも女性だろう。

その他の外見的特徴を挙げるとすれば、2人とも髪を両サイドで結っている、いわゆるツインテールという髪型であること。

白服の女性は栗色の髪を白いリボンで、黒服の女性は金色の髪を黒いリボンで、それぞれ結っている。

そんな2人の女性が、それぞれ特殊な形状の杖を持って飛行していた。

「この辺りかな? フェイトちゃん」

2人がちょうど森の上空へと差しかかった時、おもむろに白服の女性──高町なのはが口を開いた。

「うん、多分この森のどこかだと思う」

なのはに問いかけられた黒服の女性──フェイト・(テスタロッサ)・ハラオウンが答える。

2人はある任務のため、眼下に広がるこの森を目指していた。

数時間前、ミッドチルダの森林地帯で小規模の次元震が起きており、2人はその実態と原因の調査のために来ていたのだ。

しかし、ここで任務内容が変更される。

《こちらロングアーチ! 震源地付近にてガジェットの反応を多数確認! 数はおよそ50!》

「っ! 場所は?」

《現在位置から南西800メートル地点です! 至急向かってください!》

「了解! フェイトちゃん!」

「うん、急ごう!」

機動六課の後方支援部隊《ロングアーチ》に所属するシャリオ・フィニーノ──通称シャーリー──からの入電によると、最近ミッドチルダで頻出している《ガジェット》と呼ばれる機械兵器が森林地帯に出現したらしい。

要請を受けたなのはとフェイトは、現場へと急行する。

その直後、

ドォォォン!!

2人が目指す方向で爆音が上がる。

「何?」

フェイトが訝しむと同時に、またもシャーリーから通信が入った。

《大変です! 民間人がガジェットに襲われています!》

「「っ!?」」

2人は思わず息を呑んだ。

魔導師でも苦戦するガジェット相手に、民間人では一溜りも無い。

「了解。民間人の保護を優先します」

フェイトは一考する間も無く、優先事項を、ガジェットの殲滅から民間人の保護に変更する。

《わかりました。民間人のことはこちらから八神部隊長に連絡しておきます。2人とも、気をつけてください》

「「了解!!」」

シャーリーとの通信を切り、先程爆音が上がった場所へと向かう。

事は一刻を争うと判断したのだろう。

2人は一層飛行速度を上げた。


◆◇◆◇◆◇◆◇


【なのはside】

現場に到着したわたしたちは、中空で制止し、眼下へと視線をやる。

シャーリーから聞いたことを元に下
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ