暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
マクロスF
0750話
[4/5]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
ランド3に侵入されたけどな」
『ああ、そう言えばそうだったな。けど、結局侵入したのは10匹に満たない数で、更に言えば暴れたのは島の中だけだ。勿論完全に被害が出てない訳じゃ無いが、当初政府が想定していたものに比べると極端に少なかったらしい。で、お前が確保したバジュラの巣。あれを専門に……ようはバジュラ専門の研究所を作るべく新しい環境艦を作っていたのが、今回の作戦に使う事になった場所な訳だ』
「なるほど、まぁ、そう言われれば納得出来るが……っと、そろそろ見えてきた」

 映像モニタには指示された座標に存在している環境艦の姿が映し出されている。こうして外から見る限りだと殆ど開発は完了しているように見えるな。

「他の艦じゃ駄目だったのか? それこそ、もう古くなってきたような奴とか」
『大統領が言うには、その中にいる人々を避難させるとなると時間的な余裕がないらしい。一番避難が早く終わるのが、ゼントラーディが巨人のままで過ごせるようになっているアイランド3だって話だしな』

 確かにそこにいるゼントラーディを避難させるだけでも一大事だろうし、それ以外の動物やら魚やらを失う事になるのは痛いだろう。特にこのフロンティア船団では食糧自給率のかなりの部分をアイランド3に頼っているって話だし。

『とにかく、俺達4人の仕事はランカを守る事だ。お前も早く中に入ってこい。こっちの準備は既に完了している』
「4人?」
『ああ、ルカが先に来て既に準備を完了しているよ』

 その声を聞きつつ、環境艦の中へと入っていく。
 確かに中に入ると、外見はともかく中身はまだまだ建造途中であるというのがしっかりとわかる。骨組みだけの部分も見えるし、当然研究所の類も殆ど建設されていないのだから。
 そんな中、ポツンと広大な空間の中にランカが立っており、その側にはVF-25が3機。オズマは機体に乗ったままだが、アルトはランカの側で何かを話している。もう1機の緑の機体はルカの機体だろう。
 で、その肝心のルカはと言えば……ああ、あそこにいるな。何やらでかい装置らしきものを弄っているのが見える。……なるほど、あれがL.A.Iが開発したMAP兵器か。

「到着したぞ、こっちの準備はいつでもいいから始めてくれ」
『ああ、分かった。……ランカ、アルト、ルカ、そっちの準備はいいか?』

 オズマの声に3人が頷いてアルトとルカは自分の機体に戻って行き、ランカは目を瞑って集中力を高めている。

『よし……じゃあ、作戦開始だ! お前達、ランカは何があっても絶対に守るぞ! アルト、ここから脱出する時にランカを連れ出すのはお前に任せる』
『オズマ隊長?』

 アルトが困惑したように言葉を洩らすが、それを意図的に無視したオズマは早速とばかりにランカに声を掛ける。


[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ