暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
マクロスF
0750話
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った』
「グラス大統領から? つまり、それは内部にいるバジュラをどうにかするって事か?」
『そうなる。作戦としては簡単だ。ランカの歌でバジュラ共を1ヶ所に集めて、纏めて消滅させる』
「いや、考えてることは分かるがどうやってだよ? 広域破壊兵器ともなれば反応弾くらいしかないだろ?」
『その辺は問題無い。お前さんの機体を完成させたのはどこだと思ってる?』

 なるほど、L.A.Iか。そう考えれば確かに可能そうではあるが……となると、フォールドクォーツを使っての武器か何か……か?

「話は分かった。で、どうしろと?」
『現在建設中の環境艦があるから、そこにランカを連れていってバジュラを集め、纏めてドカンとやるらしい』
「……いいのか?」

 あれ程ランカを大切に思って来たオズマだ。そのランカを戦いに巻き込むのは絶対に避けたい事だろう。それに、ランカは美星学園での戦いで人間が死ぬところをこれでもかとばかりに見ている。一時はそのショックで歌いたくても歌えない状態になっていたのだ。何だかんだあって、結局は落ち着いたようだが。

『ランカが望んでいることだからな。俺は兄貴としてそれを叶えてやるだけだ』
「……いいんだな?」

 再度尋ねるが、オズマは覚悟を決めた目で頷く。

『ああ。ランカは……妹は絶対に俺が守ってみせる。それに俺だけじゃない、アルトやお前にも手伝って貰うんだしな』
「分かった。場所は」
『データをすぐに送る』

 その言葉に従い、受け取った座標データを確認。フロンティア船団の中で最も巨大なアイランド1。その最後尾が示されている。そこで新しい環境艦が作られているのだろう。だが、基本的に資源が限定される宇宙空間で新しい環境艦を作ったとしても、運用出来るのか? そうも思うが……まぁ、政治上の問題とかが色々とあるんだろうしな。
 YF-29の機首を返してそちらへと移動しながらも通信を続ける。

「にしても、折角新しく作っているってのに、それを壊してしまうのは少し勿体なくないか?」
『俺もそうは思うが、何しろ使える場所がそこしか無いからな。と言うか、大統領の話によればこの新しい環境艦を作る事になった理由はお前らしいぞ?』
「……は?」

 正直オズマが何を言っているのか意味が分からなかった。そもそも、俺がグラス大統領と会ったのはそれ程多くないし、護衛としてある程度親しくなるようになったのは今日の出来事があったからだ。それ故に出た言葉だったのだが……

『まぁ、正確に言えばお前を初めとした俺達S.M.Sの活動のおかげといったところか。最初にバジュラに襲われた日の襲撃以降は、今日の戦いがあるまでずっとアイランド1を初めとしたフロンティア船団に被害が出ないようにして戦っていただろ?』
「鳥の人の撮影でアイ
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