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チームは5人? いえ6人です!
第4話 学院長は知っている
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歯の並んだアゴだけの魔精霊を相手にしたのは、結局はクレアがしんがりになった。しかし、そのカミトとのやりとりの中で、クレアが魔精霊を契約精霊としようというのは、はっきりした。

カミトがが「俺は、あいつの契約精霊だ」といって、エリスがとめようとしたのをすり抜けてクレアの方に向かっていった。

俺は武器を手元からなくした状態にして、エリスのウインドウオール<風絶障壁>の中いた。いざとなれば、まずはクレア、そしてカミトを助けられるように、鎧の高速飛翔能力を用意しておいた。しかし、カミトの手には片刃の長剣が無事に握られて、魔精霊を切って倒したあとに、少しばかりクレアと話している最中にぶっ倒れた。カムイの使い過ぎだろう。

その後は、リンスレットの魔氷精霊フェンリルにシルフィードの3人と、カミトを乗せて女子寮に戻っていったが、俺は虚ろな瞳をしたクレアの手をひいて、一緒に戻った。クレアの部屋の前で

「クレア。部屋の鍵はかけて寝るんだぞ」

そう、声をかけたが、何も答えずに部屋へ入ったが、ドアのかぎがかかる音は聞こえたので、まずは一安心だが、明日はそういえば、<軍用精霊>の契約式典があったっけ。記憶はすでに不確かだが、そこで凶精霊とカミトと契約していた闇精霊が来るんだったよなと思いながら、部屋に戻ったところで、リンスレットたちと合った。

「それで、寝ているカミトに何を使用としているのかな?」

「何って、濡れているから服を寝間着に着せ替え用としているだけですわ」

なんか、濡れていないパンツまで脱がせようとしていたように見えたけれど、まあ、いいか。

「ところでタオルは?」

「もちろん用意してありますわ」

仕方がないので、俺もカミトの着せ替えは手伝ったが、例によって、実際に動いているのはリンスレットか。こういう仕事はメイドであるキャロルが行うことのはずなんだけど、ほとんどできないんだよな。学内の情報とか集めるのには、なぜかうまいのだが。それで、リンスレットのベッドに運ぶというので、そこまでは手伝った。

「あとは、悪いけど、決闘前に寝ていなかったから寝かせてもらうわ」

「そういえば、貴女はいつも決闘の前って、寝てませんでしたわね」

「っということで」



翌朝、朝食とのことで、普段ならパジャマ姿のまま起きだして食事をするのだが、今日はカミトがいるんだっけと思って、制服姿に着替えてから、食事を始めた。朝食の合間に、何やら、リンスレットとキャロルが、時々リンスレットの部屋へ覗きに行っている。

最初に食事が終わったのは俺だったので、食器だけはキッチンにさげて、カミトが寝ているリンスレットの寝室へとつながる階段を上っていき、ドアを開けるとカミトはまだ寝ていたが、掛け布団は腰より下のあたりが多少ふく
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