第3話「ポジティブは現実逃避の裏返し」
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い血管が額に浮かび上がった。
「お前さァ、どんだけポジティブ?!ポジティブで現実逃避すんなァァ!!」
「やはり兄者はどうかしている」
「どうかしてんのはお前だァァァァ!オメェもオメェだ。なんだよ突っ立ってるだけかよ。『♪ピーヒャラピーヒャラ』って踊るとか歌うとかしろよ!」
怒鳴りながら銀時は、血まみれの少女にズンズン迫っていく。
怒りの余り怖がることも忘れてしまっているらしい。
“ピシ”
「!」
微かに小さな音が響いたのを、双葉は逃さなかった。
同時に床の至る所、そして銀時の足元からも亀裂が入る。それが何か即座に察して、双葉は反射的に叫んだ。
「兄者止まれ!」
「うるっせー…おわっ!!」
亀裂は瞬く間に広がる。
そして部屋を揺るがすほどの轟音を立て、銀時の足元は崩壊した。
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
=つづく=
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