十四話：殴り込み行きます
[5/7]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
の娘の神器を奪ってアザゼル様の寵愛を受けようとしていたのに……あなた達のせいで！！！！！」
「拙者の知ったことではないですね。覚悟！！！」
何やら混乱したようにわめき散らす天野夕麻に斬りかかるがすんでのところでかわされてしまう……やはり、そこそこやるようですね。ならば本気でいかせてもらいます。
「こうなったら……あなただけでも殺すわ！！！」
「ごめんこうむります。」
狂ったように投げてくる光の槍をかわし斬り付けていく。
「どうして！？どうして当たらないのよ！！？私は崇高な堕天使よ！！！それをこんな奴に！！！！！」
「こんな奴とは失礼ですね…と、危ない危ない。」
すんでのところでかわしながらさらに斬りつける……そろそろ動けなくなってくるはずです。
「あれ？なんで？体が動かない…っ！！」
「これがお主が無くそうとした拙者の神器の能力です。一度相手を斬るごとに体重を倍々にしていくのが能力です。」
「そ、そんなのあり！！？」
「それでは……止めです。」
「ま、待って！！お願いだから見逃して！！！もうこんなこと絶対にしないから！！！！」
「…………………」
このまま…止めを刺すことが本当にいいことなのでしょうか？
殺さなくてもいいのならそれにこしたことはありません……拙者はやはり甘いですね。
「あれ？動ける。」
「………これ以上戦う必要がないのなら戦いません。」
そう言って背を向ける―――
「馬鹿ね！！死になさい！！！」
ああ……残念です。振り向きざまに光の槍を切り捨てる。
「……馬鹿はお主です。」
「ひっ！？」
「せめて安らかに眠って下さい。」
銀狼の牙を振り上げ―――斬り捨てる。
そうして残ったの物は黒い羽だけでした。
「…………………」
「やはり甘いが、吾輩が手を出す必要はなかったか。」
「何者！？」
突然の声に警戒し振り向くとそこにはベスター殿が悠然と佇んでいた………え？
「以前にも主に詰めが甘いと言われていただろう。少しは反省するのだな。」
「…………しゃ、喋れるのですか？」
「いかにも、吾輩は主が作り上げた匣兵器の中でも特に知能が高くなるように設定されていてな、人語を話すことも出来るのだよ。もっとも主はこの事を知らぬがな。」
「匣兵器？」
「主が作り上げた死ぬ気の炎をエネルギーとして動く生物型兵器のことだ。クローム姫が使っていたフクロウも吾輩と同じ匣兵器だ。」
「は、はあ……。」
なんというか……色々と説明してくださるのはありがたいのですが……違和感がすごいです。さっきまでは獰猛に敵を倒していたライガーがこ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
[7]小説案内ﾍﾟｰｼﾞ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿ｻｲﾄ〜
利用規約/ﾌﾟﾗｲﾊﾞｼｰﾎﾟﾘｼｰ
利用ﾏﾆｭｱﾙ/ﾍﾙﾌﾟ/ｶﾞｲﾄﾞﾗｲﾝ
お問い合わせ
2024 肥前のﾎﾟﾁ
しおりを解除