第二十五話:互いの証の為に
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だ?」
「――――――」
「分かった!!頼むぞ!!!」
なんだ?何かやってくるのか?まあ、何をやってきても――
「やられる前に倒せばいい!!!ラピッドレンジ!!!」
左の銃で二人の間を狙い引き離しつつ右でチャージした弾丸を匙に撃ち込む
「おっと、そう簡単にやられねえよ!!!散らばれ、ライン!!!」
なんだ?見当違いの方向にラインを伸ばして何をするつもり――っ!!?
突如足元から現れたラインを間一髪で避ける
「ラインを障害物に当てて反射させたのか!?」
「そうだ!!何も直線的にしか動かせないわけじゃないんだぜ?」
油断したな、これだけ自由に操れるとなると近づくのは難しくなるな……そうなるとやっぱり銃か
「これは避けれるか?トライスパロー!!!」
風の追尾弾を放つ、これなら確実に当てられるだろう
「効かねえな!!吸収してやる!!!」
匙のラインに吸収され地面におちる俺の弾丸達…弾丸の威力を吸収したのか……まさか動いてるものにもラインを繋げるとはな
「へへ、どうだ俺の神器は?」
「素直に感嘆するよ」
匙の神器の扱いは正直言って俺よりも上だな、俺のはただ使い慣れた武器を創って使ってるだけだしな
「…このままじゃ長引くだけだな……」
部分的にでも骸殻を使えば匙が反応できないスピードを出すことも不可能じゃないだろうけど制限されてるから迂闊には使えない、ずっと骸殻状態でいることも考えたが体力の消費が激しすぎるしなあ……やっぱりこのまま戦うしかないか
「どうしたルドガー?こないならこっちから行くぞ!!!」
「くっ!?」
匙の奴、自分から距離を詰めてくるか!!?
「お前の能力は近接戦向きじゃないだろ?」
「そうだ!!!でも近づかなきゃお前は倒せない!!!」
匙の言う通りだ、一定の距離を保っている以上ラインを俺にあてることはまずできない、だが近づけば俺に避ける時間を与えることなくラインを出すことが出来る、でも――
「その分お前はラインのコントロールに時間をかけられない!!!」
何の変化もないラインだけなら俺の動きが読まれない限り俺に当てることはまず無理だ、それに先程までと違い俺の攻撃を避けながらだ、こっちに先に止めを刺せる機会を与えているようなものだ
「やっぱりそう簡単には捕まらねえか……上等だ!!!」
「先に決める!!!」
ラインを利用しての攻撃、純粋な拳での攻撃、それらをすり抜けながら確実に斬りつけていく、始めは匙の方も俺の攻撃を避けれていたが徐々に集中力を切らしていき体に切り傷が目立つようになってきた
「はあはあ…まだ終われねえ……!!」
「これで終わらせる!!!」
「しまっ!!?」
匙が足を止めた一瞬の
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