第一章
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た。これについては彼はよく知っていた。何故ならそのダブルチーズバーガーを食べたことがあるからである。
「美味しいよ、それもかなりね」
「そうなの。あるの」
「ダブルチーズバーガー大好きなんだ」
これは本当のことだ。実は智哉はハンバーガーの中でダブルチーズバーガーが一番のお気に入りなのだ。これは昔からである。
「だから。真っ先にチェックしたよ」
「そうなの。それだったら」
「行くんだね」
「ええと」
だがここで純は少し返答に時間を置いてきたのだった。
「若村君だったわよね」
「うん、そうだよ」
ぞの時間を置いた理由は彼の名前を思い出していたからであった。
「若村智哉。覚えておいて」
「わかったわ。それで若村君」
「うん」
にこりと笑って純に応える。
「何かな」
「そのお店。一緒に行っていいかしら」
「だから誘ってるんだけれど」
「そうよね。それだったら」
「二人でダブルチーズバーガー食べようよ」
「そうね。じゃあ一緒にね」
話が決まった。ダブルチーズバーガーが決め手となったのだった。こうして智哉は純を誘い出すことに無事成功したのであった。
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