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転生とらぶる
マクロスF
0749話
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なっているので、今のバジュラに対しては牽制以外に使えないかと」
「……その言い方だと何かあるように聞こえるな」
「ええ、現在開発中の……それこそ、もう数日もあれば開発が完了したであろう技術があるんですが、残念ながらそちらは使用不可能です」
「そうか、まぁ、重量子ビームが使えるのなら問題は無い。バジュラに通じるのはビームガンポッドのみか?」
「いえ。ファイターの状態では隠れていますが、トルネードパックで使われていた旋回式ビーム砲を改良した隠顕式連装MDEビーム砲があります」
「……隠顕式はともかく、MDE? 何だ?」

 言うまでも無く隠顕式ってのは、ようは普段は隠してある……つまり内部に収納してあるという事だろう。だが、MDEってのが何なのかは全く意味不明だ。

「簡単に言えば新技術だとでも思っておいて下さい。詳しい説明をしている時間はありませんしね。僕としても出来る限り詳しく説明したいんですけどね」
「なるほど。他に武器は?」
「頭部の横に装備されているビーム機銃ですね。本来これは実弾になる予定だったんですけど、アクセル君の提供してくれたソルプレッサや豊富に手に入ったフォールドクォーツ、バジュラの研究のおかげでこちらの技術が予想していたよりも上昇して、フォールドウェーブシステムにより生み出されたエネルギーを使ったビームバルカンを装備可能になりました。……とは言っても、こちらの技術の関係上VF-25Sのレーザー機銃より2門減って左右1門ずつとなりましたが」
「なるほど、ビームバルカンね」

 俺に取っては使い慣れている武装だ。勿論ニーズヘッグのビームバルカンとこの機体のビームバルカンでは色々と違うんだろうが。

「それと、この機体のオプションパックに関しては残念ながらまだ未完成なので、素のままで出撃することになります」
「……スーパーパックもか?」

 オプションパックの中で、最も安価でそれなりに効果のあるのがスーパーパックだ。アーマードパックやトルネードパック、スナイパーパック、イージスパック等と比べても圧倒的に安価であり、VF-25を任されているS.M.Sの一般パイロット達もよく使っている。
 勿論それはS.M.Sという少数精鋭の部隊だからこそ行き渡らせる事が出来る訳で、新統合軍のパイロットは基本的に使わない、あるいは使わせて貰えない者も多い。

「はい。あくまでも完成したのは機体部分のみで、その機体部分に関しても……」

 チラリと視線が向けられるのは、前進翼を初めとした機体各所についているマイクロミサイルランチャーだ。
 ルカの話が真実だとしたら、本来ならこのミサイルにも何らかの新技術が採用される予定だったのが、それが間に合わずに通常のミサイルになっているらしいしな。

「それでも、アクセル君が使
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