マクロスF
0749話
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似合わない気がするが……まぁ、この辺は最新鋭機という事だししょうがないか。
「トルネードパックの影響を感じるが?」
「はい。と言うか、元々トルネードパック自体がこの機体の技術実証と性能試験の為に作られたオプションパックですから。そういう意味では、アクセル君の集めてくれたデータが結集した機体と言ってもいいかもしれませんね」
「……なるほど、どうりで似た印象を受ける訳だ」
「ただ、勿論性能に関してはVF-25とは比べものになりません。VF-27のデータを参考にして開発された専用の重量子ビームガンポッド、トルネードパックの時は常に剥き出しでしたが、ファイターの時には収容されるようになったビーム砲、機体性能自体もVF-25とは段違いに上がっています。アクセル君の反応速度にもVF-25の時より付いていけるのは間違いありません!」
自信満々に告げたルカが、機体を見ながら説明を続ける。
「そして、何と言っても最大の特徴はフォールドウェーブシステムです。これは1000カラット級の超高純度フォールド・クォーツ――通称賢者の石――から無尽蔵にエネルギーを生み出す能力を持っています。熱核タービンエンジンの性能を限界まで引き出すというこのシステムによって、VF-25と比べるとエネルギー転換装甲がかなり固くなっています。それと、ステルス機能に関してもアクセル君のトルネードパックに装備したものよりも高性能になっていますよ。……もっとも、それでもあのソルプレッサという機体には及ばないんですけど。凄いですよね、アクセル君。あんな機体を持ってたなんて」
「そうか? 俺にしては足代わりでしか……」
そこまで口にし、思わず言葉を止める。……待て。今ルカは何て言った?
「ふふっ、やっぱり。あの機体の出所はアクセル君だったんですね。薄々そうだとは思ってましたけど、これで確証が得られました」
「……薄々分かっていた、と?」
「ええ。だってよく考えて見て下さい。アクセル君がS.M.Sに入社したのと殆ど同時期にL.A.Iに引き渡された、VFとは全く違う技術体系の機体。これをただの偶然で片付けるのは色々と厳しいですよ。そして極めつけがアクセル君の使っていた……その、魔法。これらに関係性が無いと思う程に僕達は馬鹿じゃないです」
確かに魔法を見せつければその異常性に驚きはするだろうが、ファンタジーでもある魔法と科学であるソルプレッサを繋げた事の方が俺に取っては驚きだけどな。
「まぁ、詳しい話についてはこの件が終わったら教えてくれるという事ですので、ここでこれ以上は聞きません。それで、この機体についてですがビームガンポッドで使われている重量子ビームは知っての通り現在もバジュラに効果があります。……ただ、マイクロミサイルランチャーに関しては普通のミサイルに
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