チャプター8 私と草平の一週間〜2日目 その2
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私と草平は朝食を一緒に食べた。ここで食べる朝食は都会で食べるご飯と比べられないくらい美味しい。
もちろん彼と一緒だからとかそういう可能性もあるが…
朝食を食べたあとはしばらく休んで勉強を始めた。
カリカリというシャーペンの音が協和音を奏でる。
草平の音が早まると私もシャーペンの動きを早め、合わせようとした。
そうして音はゆっくりと、確実に早まっていった。
ふと草平が口を開く。
「なぁ、雪」
不意に口を挟まれたので私は動揺する。
「いまから…言うことを笑わないでくれ」
私はうなずく。
「実は…」
私は「草ちゃんのお泊まりの最終日に答えを出すから」
と言い、またノートに向かう。
カリカリ…
音はその日の正午まで響き続けていた。
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