『避難所』
[3/3]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
ちは高校生♪』
『ほんまムカつく!』
兄ちゃんゲラゲラ笑ってる。
疲れた。
オッチャンは満足そう。
内心ちゃんと感謝はしてる。
でも、遊ばれてるのがチョットなぁ...
『ほら、これ食っとけ。風呂入ってくる。』
ローソンの、おにぎりとサンドイッチ、お茶、水...
殆ど全種類あった。
なんか、いつぞやの光景と...
デジャブ。
組長ってのは変なとこ似るもんなんか?
もしや兄弟...
な、ワケ無いか...
うん、詮索はヤメよ。
ズット飲んでるし、正直おなか空いてる感覚は無いんやけど。
いっぱい在るし。
日持ちせんし。
とりあえず気分悪くなるまで食べた。
オッチャンが、ご機嫌で浴槽で歌ってる。
兄ちゃんも必死で食べてる。
そのまま寝落ちた。
風邪引いたらあかんからタオルケットかけた。
眠気全然無い。
暫くジッとして目瞑ってみたけど無理。
冷蔵庫からドライ出した。
サンドイッチをつまみにした。
『まだ食えるんか!!』
『ビックリした!!兄ちゃん5分位しか寝て無いで!!』
『吐かんのんか?無理すなよ!』
『だってコレすぐ腐るし。棄てるん勿体無いし。』
『まぁそぉやけど、どんだけ食えるんか思てビックリして眠気飛んだわ!』
『いやいやビックリしたんコッチ!』
『ほな俺もチビチビつまむ。悪い、酒ついで〜』
『はぁい!』
また色々話しながらサンドイッチつまんで飲んでたら、オッチャン湯上がりサッパリ。
こっち見て暫く固まって一言。
『よぉそんだけ食えたなぁオマエら。オエッ!無理!若いって凄いんやな...』
本気で感心してる。
兄ちゃんが言う。
『いっぱい買うけんっすよ!日持ちせんとか腐らすとか申し訳無いとか、コイツが言うけん必死で食べよったんすよ。』
『なるほど、やっぱおまえらエェやっちゃの〜!!そゆとこ好っきゃで♪♪♪』
頭わしゃわしゃされた。
超ごきげん。
酒のせいやろうけど。
可愛い。
デカイ犬みたい。
なでなでしたくなる。
昼過ぎに皆で雑魚寝した。
起きたん夕方。
母さんとユウに何も言ってない。
少し罪悪感。
帰ろうか...
電話にしよか...
でも此処居ったら迷惑よな...
オッチャンが『百面相』って呟いた。
ふと横を見たらオッチャンの目が開いてた。
怖いし。
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ