暁 〜小説投稿サイト〜
『自分:第1章』
『避難所』
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ちは高校生♪』

『ほんまムカつく!』

兄ちゃんゲラゲラ笑ってる。
疲れた。
オッチャンは満足そう。
内心ちゃんと感謝はしてる。
でも、遊ばれてるのがチョットなぁ...


『ほら、これ食っとけ。風呂入ってくる。』

ローソンの、おにぎりとサンドイッチ、お茶、水...
殆ど全種類あった。
なんか、いつぞやの光景と...
デジャブ。
組長ってのは変なとこ似るもんなんか?
もしや兄弟...
な、ワケ無いか...
うん、詮索はヤメよ。


ズット飲んでるし、正直おなか空いてる感覚は無いんやけど。
いっぱい在るし。
日持ちせんし。
とりあえず気分悪くなるまで食べた。
オッチャンが、ご機嫌で浴槽で歌ってる。
兄ちゃんも必死で食べてる。
そのまま寝落ちた。
風邪引いたらあかんからタオルケットかけた。
眠気全然無い。
暫くジッとして目瞑ってみたけど無理。
冷蔵庫からドライ出した。
サンドイッチをつまみにした。


『まだ食えるんか!!』

『ビックリした!!兄ちゃん5分位しか寝て無いで!!』

『吐かんのんか?無理すなよ!』

『だってコレすぐ腐るし。棄てるん勿体無いし。』

『まぁそぉやけど、どんだけ食えるんか思てビックリして眠気飛んだわ!』

『いやいやビックリしたんコッチ!』

『ほな俺もチビチビつまむ。悪い、酒ついで〜』

『はぁい!』

また色々話しながらサンドイッチつまんで飲んでたら、オッチャン湯上がりサッパリ。
こっち見て暫く固まって一言。

『よぉそんだけ食えたなぁオマエら。オエッ!無理!若いって凄いんやな...』

本気で感心してる。
兄ちゃんが言う。

『いっぱい買うけんっすよ!日持ちせんとか腐らすとか申し訳無いとか、コイツが言うけん必死で食べよったんすよ。』

『なるほど、やっぱおまえらエェやっちゃの〜!!そゆとこ好っきゃで♪♪♪』

頭わしゃわしゃされた。
超ごきげん。
酒のせいやろうけど。
可愛い。
デカイ犬みたい。
なでなでしたくなる。


昼過ぎに皆で雑魚寝した。
起きたん夕方。
母さんとユウに何も言ってない。
少し罪悪感。
帰ろうか...
電話にしよか...
でも此処居ったら迷惑よな...
オッチャンが『百面相』って呟いた。
ふと横を見たらオッチャンの目が開いてた。

怖いし。


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