第二話 エックスSIDE1
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余談だが、ゼロは17を抜けた後、第0特殊部隊、通称忍び部隊の隊長になっていた。
ハンターの激減で部隊制が解体された今となっては、3人共“元”がつくが。
エックス「………」
エックスはアクセルを見定めるように見る。
実力は確かにある。
彼の何気ない動作から戦士としての隙のなさがある。
エックス「そう、だな…彼はとてもいい目をしている。」
アクセル「エックス…!!」
エックス「だが、アクセル。ハンターというのは簡単に務まるような仕事じゃない。非常時にも最善の判断が出来る冷静さと敵に屈しない強さ。そして命をかけて人々を守る心が無ければ務まらない。君にそれがあるか?」
同時にエックスは彼には欠けている物があると思った。
ハンターか否かを分かつ決定的な何かが。
鋭い視線で言うエックスにアクセルも強い視線で返す。
アクセル「分からないよ…でも、僕はエックス達に憧れてここまで来たんだ。僕の罪滅ぼしのためにもイレギュラーハンターになりたいんだ!!」
アクセルの言葉にエックスは溜め息を1つすると苦笑を見せた。
エックス「(分からない…か…アクセルはまだ子供だ。彼に足りない物があれば教えればいい。時間がかかっても少しずつ…)覚悟はあるか…分かった。シグナスに掛け合ってみる。ただし今はイレギュラーハンターにしようにも試験を受けさせる暇がないから保留の形にして民間協力者という立場になるけど、構わないな?」
アクセル「勿論!!エックスはバスターが直るまでゆっくり寝てていいよ!!」
無邪気に喜ぶ、アクセルにエックスは苦笑すると自分に歩み寄るルインに視線を遣る。
ルイン「エックス…今は私達に任せてゆっくり休んで…今の君に必要なのは休養なんだから……」
エックス「…分かっているよルイン。君も気をつけてな」
ルイン「うん…」
ゼロ「…そろそろ行くぞ」
ルナ「はいはい。イチャイチャしてるバカップルは放って行こうぜ」
アクセル「え?え?エックスとルインって恋人同士って奴なの?」
ルナ「そうだぜ?周りを憚らずイチャイチャして甘ったるいオーラを撒き散らす。ある意味シグマウィルスやナイトメアウィルスよりも遥かに厄介なレプリロイド破壊砂糖製造機だ。耐性がないハンター達が何人も犠牲になっている。ブラックコーヒーは必需品だぜ…」
ゼロ「それからあいつはエイリアとも恋仲だ。ハンターベースの危険地帯は指令室とエックスの部屋だということを覚えておけ、耐性がつかないうちに近寄ると胸焼けを起こすか砂糖を吐くことになるぞ」
アクセル「うわあ、エックスって大人なんだね」
尊敬の視線を自身に向けてくるアクセルにエックスは何となく恥ずかしい。
自分は普通にしているつもりなのだがそうで
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