第二話 エックスSIDE1
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従ってここに来たんだ。絶対に戻らない!!」
迷いなき眼で言い放った。
エックスはアクセルの言葉に胸を打たれた。
昔の自分にはなかった強い意志が彼にはある。
レッド『そうか。帰らない、か…ならばハンター対決ってのはどうだ?真のイレギュラーハンターを決めてみないか?最後まで生き残った方が勝ちだ。悪いがこっちは、今まで捕まえてきたイレギュラーを仲間として使わせてもらうぜ、文句は無しだ。俺達が負けたら、アクセルはお前らにくれてやる。当然だが、俺達が勝てば…』
その言葉にエックスは全身が沸騰するような怒りを感じた。
アクセルの意志を無視するだけでなく争いを引き起こそうとすることに。
エックス「ふざけるな!!彼の意思を無視した挙げ句、そんな理由で戦いを引き起こすつもりか!!?」
レッド『そんな理由か…』
彼は遠い目でぼそりと言う。
レッド『俺にとっちゃ、大事なことなんだがな…』
ゼロ「…?」
レッド『とにかく、アクセルは意地でも取り返す…絶対にな!!』
レッドは一同を見遣ると、笑って通信を切った。
エイリア『早速動き出したようね。各地でイレギュラー発生!被害の出たエリアを調べてみるわ。』
即座にモニターに世界地図が映し出された。
被災地が赤くポイントされている。
アクセル「ごめん、僕のせいで…」
エックス「(君のせいじゃない…)」
俯くアクセルにエックスは本心からそう思う。
ゼロ「面倒なことになったな。ハンターも人手不足でまともに機能していない。奴らを止められる実力者も少ない…」
ルナ「だな、さて…どうするかねえ…」
エックス「(バスターが使えないこんな状況では、みんなの足を引っ張ってしまう…)」
ハンターベースにある装備は低ランクのハンター達でも扱える出力しか持たない。
エックス専用の武器を作ってもらおうにも時間が圧倒的に足りない。
その時である。
アクセル「そうだ、僕をイレギュラーハンターにしてよ!!ルインとのコンビネーションもバッチリだし、なんと言ってもレッドアラートのことなら任せてよ!!」
エックス「ルインとのコンビネーション?」
ゼロ「どういうことだ?」
訳が分からず、エックスとゼロはルインを見遣る。
ルイン「ああ、そういえば言ってなかったね。メガ・スコルピオは私とアクセルの2人掛かりで倒したんだ」
ルナ「へえ、ルインと2人掛かりとはいえよく倒せたな。特A級ハンターでも苦戦は免れないのに」
ルイン「うん、部隊制があった頃なら17部隊入りは確実だね」
第17番精鋭部隊は、このエックス、ゼロ、ルインが以前所属していた部隊だ。
読んで字の如く、腕利き揃いだった。エックスは隊長を勤めた時期もある
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