第二話 エックスSIDE1
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彼がルインが連れてきたアクセルという少年なのだろう。
ルイン「エックス…、大丈夫?」
エックス「ああ…大丈夫だ。君がアクセルなのか?」
アクセル「エックス…!!何があったの?医務室なんて…何でそんな酷い怪我してるのさ!?」
その問いにエックスは微かに笑う事情を説明する。
エックス「バスターが壊れていたらしくてね…それでイレギュラーから攻撃を受けてこのザマだ」
アクセル「…大丈夫なの?」
エックス「…大丈夫だ。バスターさえ修理すれば今まで通り戦えるはず」
自分自身に言い聞かせるように言うエックス。
ゼロ「おい」
メンテナンスを終え、今まで黙っていたゼロが口を開く。
ルイン「何?」
ゼロ「何?じゃない。そいつは今回の騒動の関係者だろう。何者だ?」
ルイン「あ、うん…この子はアクセル。元はレッドアラートの戦士で、最新型の戦闘用メカニロイド、メガ・スコルピオに追われていたの」
ルナ「メガ・スコルピオだって?何でレッドアラートがそんなもんを…」
医務室にルナが入って来た。
アクセル「誰?」
エックス「彼女はルナ。つい最近正式にイレギュラーハンターとなった特A級ハンターだ。」
ルナ「よろしくなアクセル」
豪快に笑いながら言うと彼女はアクセルに問う。
ルナ「それにしても追われてるってのはどういうことだ?」
アクセル「…逃げ出して来たんだ。レッドが…レッドアラートが変わっちゃったんだ。昔は悪い奴にしか手を出さなかったのに、今はただの殺し屋集団…もう耐えられなかったんだ。」
悲しみと怒りで拳が震えている。
エックスはレッドアラートが狂暴化したのは知っている。
一般人も無差別に襲っていると。
殺戮を強いられた彼にエックスは何と声をかければいいのか分からなかった。
その時、モニタがザッと砂嵐を映した。
エックス「何が起こった!?」
エイリア『発信源不明の通信よ。画像全モニタに出力するわ』
即座にエイリアから通信が入ると、砂嵐の画面に画像が映し出された。
右目に深い傷が走り、精悍で堂々とした戦士。
その男の名は誰もが知る所。
ルナ「レッドアラートのリーダー…」
アクセル「レッド!!」
エックスはアクセルの叫びに驚愕した。
レッド『聞こえているかハンター共、俺はレッド。ご存知の通り、レッドアラートのリーダーだ。わざわざ表に出て来たのは他でもない。逃げ出しやがった俺達の仲間が、事もあろうにお前らの所に転がり込みやがった。そう、そこにいるアクセルだ』
エックスは思わずアクセルの方を見遣る。
アクセル「レッド、僕は帰らないよ。レッドとレッドアラートが変わった今、もう僕の居場所はない。僕は僕の心に
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