ユグドラシル編
第11話 Mission・ユグドラシルに潜入せよ
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停止した今こそ好機。白鹿毛は薙刀を振り被ってチューリップビークルに斬りかかった。それでもチューリップビークルには傷一つつかないどころか、叩いた自分の手にじん、と痺れが奔った。
「いかがかな。新開発のチューリップホッパーの威力は」
木の陰から現れたのはシドだった。
『やはり待ち伏せだったか』
『何でだ! どうして俺たちの作戦が』
光実から碧沙経由でユグドラシルに。そのルートを想定しつつも、白鹿毛は口にはしなかった。碧沙の心証が悪くなる。
「この森は我々のテリトリーだ。好きにはさせない。――さあ。ここから追い出せ」
疑問が頭をもたげた。今シドは「追い出せ」と言った。確実を期するなら「倒せ」と命令するはずだ。今の一戦で、シドには白鹿毛たちがチューリップホッパーに敵わないと分かっている。手心を加える動機はシドにはないはずなのに。
チューリップホッパーの1体から赤い光線が放たれ、空間を切り裂いた。クラックが生じる。
次いでチューリップホッパーの台座のファンが回り、白鹿毛たちはその豪風に押されてクラックの外へ吹き飛ばされた。
視界を掠めたシドの表情は、どこか、安堵しているよう、だった。
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