襲われた特殊警察 〜中編〜
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「あそこに誰かいるぞ!」
庭の中に、黒いコートの不審者がいるのを発見する
すぐそばにはイェーガーズメンバーの
ウェイブとランが倒れている
「かこめ!」
警備隊に指示を出す
あっという間に周りを囲む
「貴様!何者だ!」
不審者に問う
だが、答えは帰ってこなかった
「隊長、どうしましょう?」
「くそ…まあいい、後で
たっぷりと聞くとしよう…牢屋の中でな」
そう言うと、全員に構えるよう指示する
すると黙っていた不審者が少しだけ口を開いた
「悪いが、お前達に用はないんだ」
それがいい終わると同時に、
男の姿は消え、反対の方に壁を作っていた
兵士達が吹っ飛ぶ
その中心に、奴はいた
「なんだ今のスピード…?
全く見えな…」
「あああああああ!」
真後ろから叫び声が聞こえ、
急いで後ろを振り向く
そこには、さきほど指示を仰いだ兵士の
男に胸ぐらを掴まれている姿があった
「くっそ…!」
男に向かって剣を降る
だが、その剣が当たったのは…
男に掴まれていたはずの兵士だった
「隊…長…」
体が地面へと崩れ落ちる
気づけば、周りの兵士はすでに全滅しており、
残ったのは自分だけであった
男がこっちに向かってくる
「貴様…今俺に恐怖を感じているな?」
男が質問をしてくる
だが、怯えて答えることができない
「まあ、いい
どっちにしろ殺すだけだ…」
ブスリッ
腹に激痛が走る
鎧と鎧の隙間に男の剣が突き刺さっている
死ぬ間際に見えたのはフードの中の
大きな目が光っている仮面だった…
「なに…これ…?」
草陰の中から
イェーガーズメンバーの
クロメとシェーレが
侵入者と帝都警備隊の戦いを見ていた
「どうする?」
「もちろん、悪は滅ぼさないといけません
ですが…このままでは私たちもやられてしまいます」
侵入者の倒し方に頭を抱える
「チャンスがあるとしたら…
多分警備隊を全滅させた瞬間
全員倒したと思って少しは気を緩める…はず」
「わかりました…コロ」
セリューがコロことヘカトンケイルを
呼び寄せ、腕に噛みつかせる
そして、巨大なライフル銃を男の頭へと向ける
侵入者はすでにほとんどの警備隊を倒し、
残った隊長の前に立っていた
「あと少し…いける?」
「はい」
セリューはじっくりと狙いを定める
侵入者は隊長の腹に剣を刺したところだった
「正義執行」
ライフルを撃つ
玉はまっすぐ男の頭へと向かった
しかし…
弾は、まるで男に当たる瞬間がスキップされたかのように
手前で一瞬消えて、侵入者の向こう側に再び現れて飛ん
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