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ウルトラマンゼロ 〜絆と零の使い魔〜
羨望 -エンヴィ-part1/ウエストウッド村にて
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れた美の女神に違いな…いぃいいい!!!!?」
ギーシュは懲りもせずに、彼女の手を取ってその甲に口づけしようとしたら、土の塊がドスン!と突如ギーシュの頭に大きな石が現れ落下した。見ると、明らかにお怒りの状態のマチルダが杖を手に取ってギーシュを睨んでいた。こんな口だけのキザなガキにテファを渡すわけにはいかないと強く思わざるを得なかったに違いない。
「おしめもとれない貴族のキザ坊やが、あたしの前で人の妹分を口説き落とそうとしてんじゃないよ!」
「あ、あの…私、てっきりサイトさんたちがここまで歩いてきたんじゃないかって思っていたんだけど…」
テファも、サイトたちが偶然にせよ自分たちで歩いてやってきたのではないのかと考えていたため、彼の疑問対してよくわからないとでも言いたげに首を傾げてた。それについてはマチルダも同様だった。
「…ふう、とりあえず尋ねてみるけど、一体あんたらこの村に来るまでどこに行ってたんだい?」
「…ニューカッスルよ」
ルイズから聞いたとたん、マチルダは驚きの声を上げた。
「ニューカッスルだって!?アルビオンの最南東の場所じゃないか。まさか、ほんのわずかな時間でここまで来たってのか?」
「え?この村はニューカッスルからそんなに遠いのかい?」
頭から落ちてきた塊を退かし、ギーシュがマチルダに尋ねる。
「遠いも何も、もしここまで来れたにしても一体何時間かかると思うんだい?ここはサウスゴータ地方のウエストウッド村だよ」
「サウスゴータ!?ここから徒歩だとかなりの時間がかかるじゃない!」
アルビオンには訪れたことはほとんどないのだが、ちりを全く知らないわけではないキュルケも同じように驚いていた。
「じゃあ、俺たちは一体どうやって…?」
この流れだと、自分たちも知らない何かしらの力でも働いたのだろうか?サイトが疑問に思っていると、鞘から顔を出したデルフがその理由を明かした。
「ああ。ありゃ多分、俺っちの能力だ」
「デルフ!?」
あの錆だらけの剣であるデルフが、俺たちをこの村に!?いったいどういうことだ?その理由は、デルフが続けて説明をしてくれた。
「俺の刀身には魔力がどうもため込まれていたみたいでな。ワルドの魔法が当たりそうになったところでその魔力を使って、安全だと念じた場所へおめえさんたちを運んだのさ」
それを聞いて、サイトはテレポートみたいな能力なのだろうと思った。
「それで、僕らは子爵の魔法から命からがら逃げ延びることができたと言うわけか…」
ギーシュはすんなり納得したのだが、ルイズはデルフを睨んで抗議を入れてきた。
「ちょっと待ちなさいよ。なんでそんなすごい能力があったのに隠してたのよ」
「隠してたわけじゃねえ。ただ、俺っちも長いこと使われてなかったから忘れてたんだよ」
ルイズは使えない剣ね…と愚痴をこ
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