暁 〜小説投稿サイト〜
ウルトラマンゼロ 〜絆と零の使い魔〜
羨望 -エンヴィ-part1/ウエストウッド村にて
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いらしく、拒否反応を示す。
「ち、違うわ!!もう、変なこと言わないで!!」
顔を赤くして否定するテファ。子供たちがニヤニヤしている辺り、テファの恥ずかしがるリアクションがかわいらしくもあれば面白くもあるから、おそらく彼女はからかわれているのだ。
「あら、あなた大人しそうに見えて意外と隅に置けないわね」
やるじゃない、とキュルケは笑っている。
「な…また…このパターンなのか…僕に可憐な花々に囲まれたバラ色の…未来はないのか…?」
どうでもいいが、一方でギーシュはアンリエッタとウェールズの関係を知った時と同じように、いつも通り口説こうと考えていた相手に、すでにお相手がいたと言う事実に世界が終わったかのようなショックを受けていた。
(こういうのを…デジャヴっていうのかな…)
(…なんだろう、これ…どこかで味わったような展開)
サイトとルイズはは今のテファの状況をどこかで感じたことがあるのか、デジャヴを感じ取る。実際その通りで、この旅の任務を受けたあの日ルイズがアンリエッタと久しぶりに再会をかわした際、アンリエッタがサイトをルイズの恋人と勘違いしたその当時を偶然にも再現したと言えた。
「テファ、あんたあいつといつの間にそんな関係になんたんだい?」
わざとなのか、それとも素で驚いているのか、マチルダは目を丸くして自分の妹分を見た。
「姉さんまで違うってば!か、彼は私が召喚した人なの。魔法はマチルダ姉さんに教えてもらって…」
顔を、熟したリンゴにもレッド族のウルトラマンにも匹敵するくらい真っ赤にしたテファは、なんとか事実をサイトたちに伝えた。
「嘘!?」
これにはルイズは驚かされた。召喚したと言うとは、間違いなく使い魔としてサモン・サーヴァントで召喚したということ。まさか、自分以外に人間を使い魔にした人物が…それもエルフの血を引く彼女がハルケギニアの魔法でそれを成して見せるとは。
(召喚…それであいつは…!)
通りで、自分以外のウルトラマンがここに現れたのかが納得できた。確かにあの魔法なら自分と同じように、確率ではあるが自分と同じように地球人を呼び寄せることが可能だろう。…しかし、一つ気になる。シュウがいつ、どのようにしてウルトラマンの力を手に入れたのか、それともどのような世界から飛来したウルトラマンなのかそのあたりがはっきりしていない。だが、このことはテファの前で直接尋ねられそうにないし、彼女はシュウがウルトラマンであることを知らない。
『なあゼロ、シュウのこと、気にならないか?』
『…まあな。せっかくだし、話を聞いてみるのがいいだろうな』
どんな人間なのか、聞くならまずはそこから聞いてみるのがいいだろう。が、ぎゅるるる…と誰かの腹の虫が鳴きだした。腹の虫の正体は、サイトだった。
「…う」
気恥ずかしさを覚えたサイトは頬を染
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