第二章 地球編 アジア ロシア
第7話 寒い国といえばロシアだけど冬のアメリカもかなり寒い
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アスラを置いてくなー」
これは多分あの夫婦の声だろう。
「マリー、ホークアイ、みんなで一緒に出るぞ」
この声の主は彼だろう。
そしてトンネルの中から1つの家族が出てきた。
「着いたぁ〜〜〜〜〜〜〜〜!」
「うわっすげぇ!でっかい基地の中じゃん!」
マリーとホークアイは言った。
その2人の元へ誰かが駆け寄った。
「ようこそロシアへ!」
その男は2人に挨拶をした。
「私の名前はアーロン。ここの隊の副隊長をしているものです」
彼は軍服を着ていた。外なら暖かそうだが
基地の中は適温なので少し暑そうだ。
ちなみに彼は立ったまま寝ている隊長を起こす係でもある。
「アーロン!?久しぶりねぇ!」
クレアとハロルドはアーロンに歩み寄った。
「まぁこんなに大きくなって〜〜小さい頃が懐かしいわ」
少し照れくさそうにアーロンは答えた。
「はい!ここでの訓練のおかけで強くなったと自負しています!
‥‥‥ところであのお二人は?」
アーロンは目線を向こうの2人に向けた。
「あぁ あの2人は親が見つからないから
私たちが家族として育ててきた子たちよ」
アーロンは納得した顔をした。
「どうりで。お二人のお子さんにしては大きいなと思いまして」
ハロルドはクレアの話に付け加えをした。
「ちなみにこいつもさ」
ハロルドは背中のアスラは見えるように後ろに体をひねった。
とたんにアーロンの表情が変わった。
「彼が‥‥‥“あの人”の子供‥‥‥ですか」
アーロンの質問にクレアが答えた。
「そうよ。この子が“あの人”の残した人類の希望よ」
アーロンはアスラの顔を見て言った。
「本当に“あの人”にそっくりですね。瓜二つだ。
ん?‥‥‥何だか苦しそうにしてますが‥‥‥‥?」
「そりゃあ 肋骨が何本か折れてるからな」
アーロンはそれを聞いて目を見開いた。
ハロルドの背からアスラを降ろして、アーロンが背負いながら言った。
「それを早く言ってください!ここには治療用の装置が
何台もありますから そこまで私が連れていきます!」
アーロンはすぐさまそこへ向かおうとしたが一度立ち止まって言った。
「みんなもついてきてください! ついでに
ロシアの医療技術のすごさをお見せしましょう!」
それを聞いた5人はアーロンの後をついていった。
ーロシア基地 医療室内ー
ガチャッ
「先程は隣の部屋で、彼から血液を採取していました」
ここに来てから約10分後にアーロンとアスラは入って来た。そして‥‥。
ドボォォォォン!
服を脱がされたアスラが
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