第二章 地球編 アジア ロシア
第7話 寒い国といえばロシアだけど冬のアメリカもかなり寒い
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きから叫びまくるからだ。
「ほら、早く背中に乗って」
ハロルドはアスラの前にかがみながら言った。
アスラはハロルドの背中にもたれかかった。
「ご‥‥ごめんおじさん‥‥‥」
「いくら"鎧人"でも重傷なんだからあんまり無理するなよ」
「ホント大丈夫なの? あなたにはみんな期待してるんだからね」
期待されてる奴がこうで大丈夫なのだろうか?
6人はドアをくぐり光の上に立った。 光は思った以上に硬かった。
まるで、アスファルトの上に立ったような感じだった。
「下が透けて見えるのが慣れないんだよなぁ」
「そうなのよねぇ〜。何回も使ってるのにねぇ」
この2人の会話から、これについてはすでに知っていたのだろう。
しかし、これを知らない3人は‥‥‥
「下が透けて見えるぅ〜!すごぉ〜〜い!」
「一歩で何kmも進むから怖えぇぇーーー!」
「‥‥〇×△‥‥□※×☆〇‥‥‥」
とても驚いていた(!?)
「何だ寝てるのか、アスラ」
アスラはハロルドの背中で寝ていた。
少し顔が笑っている。きっと楽しい夢を見ているのだろう。
「人類の希望って言ってもこう見るとやっぱり子供ねぇ」
「あっアスラよだれ垂らしてる!赤ちゃんみたいでかわい〜い?」
光のトンネルの中に5人の笑い声が響いていった。
**********
ーロシア 巨大基地ー
「“ここだけドア”は正常に機能しているか?」
隊長は隊員に訊いた。 隊員は機械に目を向けたまま答えた。
「数値は全て正常、機能も良好です」
「後は彼らが来るだけか‥‥。今どこにいる?」
装置の画面を見ながら、別の隊員は答えた。
「現在、太平洋を通過。あと5分程で到着すると思われます」
隊長は視線を上へ向けた。そこには真っ黒な天井があるだった。
そのまま隊長は黙り込んでしまった。
「あと1分で来るようです隊長」
「‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥」
隊長は黙ったまま動かない。
「‥‥‥‥‥‥隊長‥‥‥‥?」
「‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥」
まだ動かない。 仕方ないので、隊員は隊長の元へ駆け寄り
少し大きめの声で言った。
「隊長ッ!あと30秒で着くそうですよ!!」
「ハッ!‥‥‥‥ゴメン寝てた。えっ もう着く!?」
また立ったまま寝ていたらしい。相変わらず すごいバランス力だ。
「‥‥あっ‥‥‥‥来たみたいですよ」
トンネルの中から話し声が聞こえ始めた。
「あっ出口だ!」
「やっと着いたのかロシア!」
女の子と男の子の声が聞こえた。
「2人とも、あんまり急ぐとこけるわよー」
「あと
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