第二章 地球編 アジア ロシア
第7話 寒い国といえばロシアだけど冬のアメリカもかなり寒い
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折れた肋骨の痛みも忘れてオレは叫んだ。
「嘘だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーーーーーーー!!!」
迅はあっさり答えた。
「嘘じゃないよ。本当さ」
「いや嘘つけ!これただのドアの縁じゃねぇか!」
「いや本当だって。すごいんだよこれ」
「いや絶対嘘だろ!」
「いや本当」
このやり取りが10回以上続いた。
「で、どうやってロシアに行くの?」
マリーは迅に質問した。 迅はその問いにすぐに答えた。
「くぐるのさ。スイッチを押した後にね」
そして、ドアの近くに歩み寄って行った。
「えっと‥‥‥おっ、あったあった」
そこには家で電気を消す時によく見るものに似たものが付いていた。
そのカバーを上にあげてスイッチを押した。
カチッ ブゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥン!
突然、唸るように起動音を上げながらドアの表面に光のラインが走っていった。
そして、ドアから海の向こうへと光が伸びていった。
「なっ‥‥‥なんじゃこりゃーーーーー!!」
アスラはまた叫んだ。そのせいで肋骨の痛みがよみがえってきた。
「いでッ!肋骨折れてるんだった‥‥‥‥迅ッ!何なんだこれは!?」
アスラの問いに対して、迅はわかるようにゆっくりと言った。
「これは“ドア型 高エネルギー空間歪曲装置”、通称“ここだけドア”さ」
「何そのすごいネーミング!?」
説明しよう! “ここだけドア”とは!
ドアの周辺にある“自然エネルギー吸収パネル”にエネルギーが少しずつ
蓄えられており、それをドアに送って装置を起動して
ドアの間の空間を歪曲、つまり捻じ曲げて光の向こう側にあるドアと
接続することで、短時間の長距離移動を可能にするのである!
だが圧倒的に短くなっただけで少し歩かなければならない。
分かりやすく例えるなら、某有名ロボットが取り出す道具の1つの
行ける場所が決められたバージョンと言えるだろう。
「こんなすごいヤツならなんで早く教えてくれなかったんだよ」
「いや、アスラが驚くところが見たかったのさ♪」
最近、迅まで子供っぽくなってる気がする‥‥‥。
「光がずーーっと向こうまで伸びてるぅ。すご〜〜い♪」
「何度見てもなれないな‥‥」
「そうね‥‥」
『‥‥‥ん?オレのセリフは?』
ホークアイの質問に私は答えた。
ないww
『何でだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!ちゃんと用意しろよッ!』 ビシッ
さて、話を元に戻しますか‥‥
『オレにもセリフをよこせぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!』
「少し歩くけど みんな大丈夫かい?」
「迅さん、アスラが苦しそう‥‥」
「‥‥うぐ‥‥うぅ‥‥」
さっ
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