第六話 星と夜空の間の鷹
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「おい…これは、どうゆうことだ…?」
「え、えっと…どうと言われても…ねえ?」
放課後。昨日と同じように小鷹の家に集合した夜空は、今新しくいるメンバーに激しく憤慨していた。
「何よ。私も羽瀬川に協力するって言ってんのよ。」
新しいメンバー。柏崎星奈に対して…
「小鷹には俺がいるからてめえは邪魔だ。さっさと帰ってクソして丸焼きにされちまえ、この駄肉が??」
「何よ??このあたしが手伝ってやるって言ってんのよ??ありがたく思いなさいよね??」
「はぁ?この前散々小鷹のことディスっといて何言ってんだ、駄肉が??あ、そっか。胸ばっかに栄養が行って頭が成長してないんだ。ごめんね。」
「こんの……あんたなんてどうせ社会の底辺にしかならない不良男じゃないの??羽瀬川にはあたしがつくって言ってんだからあんたこそどっか行きなさい??」
ーあれ?ボク今蚊帳の外?
自分の家の、しかも自分の部屋で繰り広げられる見た目は大人。中身は小学生の口喧嘩に唖然とする。餓鬼かこいつら。
「あの…とりあえず二人とも落ち着かない?ほら、そろそろ小鳩も帰ってくるし…」
「もとはと言えばお前がこいつを連れて来たのが原因だろうが??」
「僕のせいか!」
小鷹は悪態をつくが聞き入れてもらえない。まぁ、何時ものことなのだが…
「いいからさっさと、こんがり焼かれてくたばれこの駄肉??」
「あんたこそとっとと、そこらへんの、ヤクザに殺されてくたばりなさいこのクズ??」
二人の口論は止まらない。むしろもっと悪化し始めている。口論の内容は小学生以下に低下してる。
「焼かれろ焼かれろ焼かれろ焼かれろ焼かれろ焼かれろ焼かれろ焼かれろ焼かれろ焼かれろ焼かれろ焼かれろ!」
「くたばれくたばれくたばれくたばれくたばれくたばれくたばれくたばれくたばれくたばれくたばれくたばれ!」
小鷹はどちらかと言えば寛容な方だ。だがしかし。流石にここまでくると…
「おーい…英雄王?ほら、別にいいんじゃない?柏崎さん、美人だし…」
「う…あんた、嬉しいこと言ってくれるじゃない。」
頭に血が上っている状況でも和解の方向に向かわせようと言葉を発するが、これすらも夜空によってかき消される。
「はっ。これだから頭に栄養の通ってない駄肉は。社交辞令ってものを知らねえのか!」
「あ、あんたねえ??パパに言って退学にするわよ!」
「ああそうかい、やってみろ!困った時はパパたちゅけて〜ってか??イタイイタイイタイよー。ここに親の力を自分の力だと思ってる勘違いの肉○器がいるよー」
「な、何てこと言うのよ??この変態!」
また始まる。もうだめだ。流石に寛容な小鷹でも…
「変態変態変態変態変態変
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