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『自分:第1章』
『Bar』
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酔うてますよね?』

『ほんまよ!いつもこんな飲まんし...』

『いやいや!てか組長だいぶ酒弱いっすから!』

『えっ!ほぉなん?殆ど毎日一緒に飲んでたよ!』

『えっ!!組長...やっぱ愛人じゃないんすか?』

『そんな女や無いわコイツは!!えらいやっちゃ!んな程度の低いもんになるやっちゃ無い!!』

『オッチャン酔うとるね。そんなエラくもないし不倫しょったし程度の低い奴よ零那は。』

無反応...
嫌われた?
反対側に向いた顔を覗きに行くと寝てた。

『俺は聞いて無い事にしとく!!』

マスターが無駄にキリッ!とした顔で言うから笑てしもた。

『別にええよ。事実やし。買い被られても困る。所詮そんな程度やで零那は。』


『ソルティドックです。』

グラスのフチの塩が異様...

『あ、なんかこれ好きかも♪』

『良かったです♪』

自然に笑った。
お互いタメ口。
お兄ちゃん出来た。

『昔、今みたいな感じの時あった。
中学の時から愛媛の施設行く迄、お父さん的立場の人が組長で、すんごい自分の為に色々してくれた。
で、ポンってお兄ちゃん出来た。

辛かったときに。
立場も状況も今と似てて、いろいろ思い出した。』

『何処の組?』

『ん〜...やめとく。狭いし。敵対してたらイヤやし。』

『それは確かに...今は?』

『...逢ってない。逢おうと思えば逢えるけど関わらん方がアッチの為。』

『えっ!じゃあ俺らは?』

笑いながら言われた。

『大丈夫。今は...昔とは違うし。昔はいろいろあり過ぎたから...』

『...そっか、大丈夫!その人も心の中では心配してくれてる筈!』

『ありがとぉ...今は今で此処で寝てる人がお父さんやしね♪』

『俺が兄ちゃんや♪』

『いいねぇ♪家族や!嬉しい♪』

『おうっ!頼ってなんぼや!次どぉする?』

『ん〜...そぉそぉアレできるん?綺麗な青いやつ!』

『あ〜...了解!』

笑顔が超柔らかくなってる。
最初のは何だったん?

『甘っ!何コレ!でもホンマに綺麗な青なんやね♪』

『綺麗やろ♪』

『うん♪海月浮いてたら更に綺麗♪』

『...海月!』

笑い出す。
だって海っぽかったし。

『てか、カクテルってどんだけの種類あるん?』

『オリジナルで調合したら無限やで。』

『マジで!新メニュー開発して定番になったらすごいやんか♪』

オッチャン爆笑。

ごっつびびった。
てか寝よったやん。
寝たふり?

『おまえ、ほんっまエエわぁ〜その真っ直ぐさは逸材。』

『確かに、さすが俺の妹。店の定番になったとしても世間
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