第三部『TAKE ME HIGHER 〜機神咆哮ッ!ブラックロッジに反撃の狼煙だゾ!〜』
第11話『何度、不様をさらそうが勝てばよかろうなのだ』
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式が流れ込んでくる。・・・これは真逆・・・。
「・・・これは・・・、ありがとよアル」
オラはアルにそう言うと、武装の名を叫ぶ!
「アトラック・ナチャ!!!」
『ぬおおっ!?』
それを叫ぶと同時に、破壊ロボが何かに引っかかり、空中で停止した。
『な、何が起きたのであるか!?』
それを空中にとどめる夜空に光る白いライン。・・・眼を凝らしていないとよく見えないが・・・これはまるで蜘蛛の巣のよう。
「これが・・・」
「そう、これこそ捕縛結界呪法・・・アトラック・ナチャだッ!」
Side Out
「魔導書・・・アル・アジフ」
Side 神之介
摩天楼の夜空を覆う蜘蛛の巣。それは淡い輝きを放つビーム状の糸で構成されていた。
「この糸・・・何処から・・・」
そう呟きながらデモンベインのステータス画面を覗いてみる。ビームが発生しているのは、デモンベインの頭部・・・そこから生えている鬣からだった。ビームの鬣がアーカムシティ全体に伸び、ビルなどを伝って巨大な蜘蛛の巣を形成しているのだ。
「元々はアイオーン用の呪法兵装だったものだが、それをデモンベインでも使用出来るように術式を編纂したというわけだ」
「・・・となると」
「そう、この意味が分かるか」
「ああ、これってお前の断片であるアトラック・ナチャを回収して、その力を使えるようになった・・・つー事は集めれば集めるほど、デモンベインも強くなるって事だな」
オラの言葉に、アルはそうだとも!と頷く。
「我が主、野原神之介よ!デモンベインも汝ももっともっと強くなる!さぁ、あのガラクタにトドメを刺してやれ!」
「・・・とは言っても、どうすりゃいいか分かんないゾ」
『断鎖術式壱号ティマイオス、弐号クリティアスを使うんだ』
「えっ・・・?」
オラ達の会話に割り込んできた通信。モニターの片隅に置かれた、ウィンドウから青年の顔が現れる。・・・この顔は・・・。
『しんちゃん、久しぶり』
「ボーちゃん!」
なんと、オラの旧友の一人であるボーちゃんだった。
『元気そうだね。安心したよ』
「なんつーか、暫く見ない間に笑顔が恐ろしくなったね」
そういって、ニッカリと笑うボーちゃん。・・・なんつーか、某装甲悪鬼の主人公の例のアレを彷彿とさせる笑顔である。
「汝ら、久しぶりの再会で申し訳ないが、用件を手短に済ませてくれぬか?」
「そういや、そうだった。こってり忘れてたゾ」
『それを言うなら、うっかり。じゃあ今からデモンベインの機動システムについて説明するよ』
そういって、ボーちゃんはデモンベインの機動システムについて説明した。
―ボーちゃん説明中・・・。
『まぁ、こんな感じ。ぶっつけ本番になるだろうけど・・・頑張ってね』
「検索は終了した。・
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