第三部『TAKE ME HIGHER 〜機神咆哮ッ!ブラックロッジに反撃の狼煙だゾ!〜』
第11話『何度、不様をさらそうが勝てばよかろうなのだ』
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クティカマグナムゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!!!』
そして、ドリルがデモンベインに迫る。そして・・・。
BACOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOON!!!
轟音がアーカムシティに響く。
Side Out。
―アーカムシティ
「終わったな。此処までだ」
戦いを見守っていたメタトロンが腰を上げる。幾ら、覇道鋼造が作り上げたロボットとは言え、あの一撃をまともに受けてはもう戦えないだろう。
「やはり・・・野原神之介は只のヒトだ。ブラックロッジと戦える力は無い。だけど、それでいい・・・彼が戦う必要は何処にも無いんだ」
ただ、黙って戦いをみつめるひまわりを見ながらメタトロンは言う。兄が負ける様を見て、彼女はどう思っているだろうか・・・。
「・・・心配するな、野原神之介は必ず助ける。・・・約束しよう」
慰めにはならないかもしれないが・・・ひまわりにそう言って戦場に飛び立とうとした。その時だった。
「大丈夫です。・・・勝ちますよ、お兄ちゃんは」
「・・・?」
それはどういう意味なのか?そう問いかけようとして・・・、突如落ちてきたものを見て驚愕する。
破壊ロボの攻撃を受け、吹っ飛ばされるのはデモンベインのはずだった。・・・だけど、
「だって、お兄ちゃんは・・・『元・嵐を呼ぶ幼稚園児』ですから」
予想とは違う光景に我が眼を疑いながら、ひまわりの声を聞いていたのだった。
―同じ時刻、覇道邸の司令室。
BACOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOON!!!!!
轟音と共にそのエネルギーでモニタの映像が途絶える。
「デモンベインが・・・」
デモンベインが負けた・・・その事実に思わずその場に膝を突く瑠璃。
「・・・」
場が重い沈黙に包まれた。いち早くショックから立ち直ったウィンフィールドが、瑠璃を気遣う。
「司令、大丈夫でございますか?」
「・・・大丈夫です。わたくしのことよりも、デモンベインを・・・」
「承知しております。すぐに回収班を・・・」
「モニタ回復します。・・・えっ?」
エネルギーの波が過ぎ、モニタが回復する。それを見た者、この場の全員が驚愕に目を見開いた。
『「「「な、何ィ!!!?」」」』
「デモンベイン、健在。倒されてるのは・・・破壊ロボです!!!」
「な・・・何と・・・」
破壊ロボのコクピットの中、ウェストは驚愕していた。破壊ロボの必殺の一撃。それは、デモンベインを完全に捕らえ、穿ち、吹っ飛ばしたはずだった・・・。だがしかし・・・、
「な、何故・・・我輩が倒れているのだ・・・?」
倒れているのはデモンベインではなく破壊ロボ。・・・一方のデモンベインは無傷で仁王立ちしている。
『空を飛
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