第三部『TAKE ME HIGHER 〜機神咆哮ッ!ブラックロッジに反撃の狼煙だゾ!〜』
第11話『何度、不様をさらそうが勝てばよかろうなのだ』
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・・・その為、胸部装甲に掠る。
『ふははははっ!どうだ、陸と空を縦横無尽に駆け抜けるこの破壊ロボの雄姿はっ!!余りにかっこよすぎて手も足も出まいて!』
「かっこいいかどうかって聞かれると・・・ぶっちゃけかっこ悪いがよ・・・」
ぶっちゃけ今のデモンベインでは手も足も出ないのは事実だ。こっちも空を飛べればいいんだが・・・そうも行かないのが現実。
『さぁ!その頑丈なボディも今度こそ終わりなのである!この男のロマンたるドリルで全身穴だらけのチーズにしてやるのである!!!』
「ざけんな!掘られんのはゴメンだぜ!!!」
Side Out
―司令室
「司令、旗色が悪いですね。やはり・・・野原様に断鎖術式の事を伝えたほうが・・・」
「なりません・・・」
ウィンフィールドの進言を悩んだ末に却下する瑠璃。
「あれは、使い方によっては街を破壊しかねない兵器になります。・・・それをあの2人に使わせるわけには・・・」
『僕もウィンフィールド先輩の意見に賛成です』
「!?・・・貴方は!?」
突如聞こえた声に、モニターを見やると、そこには先ほど別の部屋でデモンベインの戦いを見ていた青年が映っていた。
「ボー!」
「「「主任!」」」
そう、この青年は神之介、風間と同じ幼稚園だったボーちゃんだったのだ。
『話は全部知っています。デモンベインのパイロットがしんちゃんだってことも』
「知っていらしたのですね・・・ですが、さっきも申したとおり・・・アレを野原さんに教える訳には・・・」
『いい加減にしてくださいッ!』
ボーちゃんの怒声に瑠璃が怯む。そのままボーちゃんは続ける。
『そういう状況ではない事は分かってるでしょうッ!このまま、デモンベインを・・・しんちゃんを見殺しにするつもりですかっ!!!』
「・・・ッ!」
「司令・・・ボー主任の言うとおりです。・・・このままだといくらデモンベインとはいえ・・・」
ボーちゃんとウィンフィールドの説得に、瑠璃は黙ったままモニターのデモンベインを見るのであった。
Side 神之介
破壊ロボの縦横無尽の攻撃により、デモンベインのダメージは次第に蓄積していく。終始、一方的な展開である。だけど・・・、
『げぇやーははははははははははははははは!!!どうしたどうしたぁ!!!』
・・・。
『さっきまでの威勢はどこへやら・・・やはり所詮は口だけであるな!我輩を糞野郎とののしってくれたが・・・貴様こそ他の連中と同じ!怯えて震えるだけの糞野郎に過ぎんのであーる!!!全く持って無様無様!無様であるなぁ!!!』
(・・・うぜぇ)
ホント、何でコイツはつくづく・・・。そしてトドメと言わんばかりに破壊ロボがドリルアームを振り上げる。
『さぁ、トドメであるッ!!!超!ギガドリル!ギャラ
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