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機神呼嵐デモンベイン
第三部『TAKE ME HIGHER 〜機神咆哮ッ!ブラックロッジに反撃の狼煙だゾ!〜』
第11話『何度、不様をさらそうが勝てばよかろうなのだ』
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フォォォォォォォォォォォッム!!!!』
 ウェストのシャウトと共に、破壊ロボが変形を始める。2本あったドリルアームは4本に増え、何故かドラム缶のようなボディの上らへんにもドリルが生えた。
 だが、これで気合負けする訳には行かない。デモンベインを一歩踏み出させ、身構える。それと同時に、デモンベインの超重量によって、大地は激震。それにより崩れかけてたビルがいくつか倒壊する。これが、開戦のゴングとなった。
―轟ッ!!!
 先に動いたのは破壊ロボだった。足元から爆炎を噴射させ、4本のドリルアームを構えて突っ込む。
「速い・・・だけどっ!」
 見切れない速さではない。受け流す形で回避する。
「やっぱ、ドリルが厄介だゾ。・・・なーんか打つ手とかねーか?アル」
 現在のデモンベインの武装は2つ。頭部バルカンとレムリア・インパクトのみ。覇道財閥なら、何か知ってるかもしれないが・・・喧嘩売った以上聞くわけにも行かない。・・・マジどないしよ。
「それならば、ある術式をデモンベインの武装に改竄している最中だ。完了するまでしばし持ちこたえろ」
「了解だゾ」
 今、取れる手段でどう戦うか・・・。バルカンはダメだ。無理がありすぎる。レムリア・インパクト・・・威力が高すぎるうえに、封印(ロック)がされており姫ちゃんの承認がいるっぽいのでダメ。
 ・・・素手での接近戦。それしかないかね。
『ぬりゃりゃりゃりゃりゃりゃ!!!』
 そう思ったオラは破壊ロボのドリル攻撃をかいくぐり、デモンベインを至近距離に近づける。・・・そして、
「だらぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」
『ぬおおおっ!?』
 ボディに思いっきり鉄拳をぶちかました。破壊ロボにデモンベインの鉄建の痕がくっきりと残り、吹っ飛ぶ。
『ぬぅ・・・やるであるなっ!・・・だぁが!まだまだ、奥の手は残っているのであるっ!くらぇい!!!ギガドリル・ジェットアッパァァァァァァァァァァァァァァ!!!!』
「なっ!?」
JET!!!
 追い討ちをかけようと、破壊ロボに駆け寄る。が、破壊ロボのドリルが唸りを上げると同時に、デモンベインに衝撃が走り、今度は逆にこっちが吹っ飛ばされる。どうやらアッパーをされたようだ。
「なぁ、アル」
「何だ?」
「・・・最近、オラ達って落ちてばっかだよな」
「どうでもいいわっ!!!」
 落ちる最中、そんなどうでも言い漫才をしつつ、落下の衝撃に備えた。

Side Out。

―司令室

「デモンベイン、42番区に落下!見事な車○落ちです!・・・いやー、実際にホンマもんの車○落ちが見られるなんてなー」
「あ、それと付近の住人の避難はすでに完了しております」
 頭から思いきりビルに墜落・・・もとい見事な車○落ちをやらかすデモンベイン。その落下の衝撃により、モニターの画像
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