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とある3人のデート・ア・ライブ
第五章 楽園
第2話 不可解な現象
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お、折紙!今日はもう遅いから帰れ!」

とはいえ今は深夜だ。ワイワイ騒いでいい時間ではない。この話は一旦お開きにするのがベストであろう、と士道は考え、折紙にそう言った。

折紙はまだ不満そうだったが士道が無理矢理外に連れて行き、お礼を言って鍵をかけた。

琴里「全く……どうしようもない愚兄(ぐけい)ね……」

士道「や……だから、何もやましいことはしてないって!」

琴里「ふーん……ま、信じるわ」

琴里の言葉に安堵の息を吐く士道だった。完全に蚊帳の外にされた一方通行だったがここでやっと口を開いた。

一方「そォいや、お前の話したいことってのは何だ?」

琴里「あぁ、そのことね。士道。よーく聞いて」

士道「あ、あぁ」

琴里「どうやら思いの外、厄介なことに巻き込まれたみたいなのよ。この天宮市自体が」

士道「天宮市が……?どういう……」

琴里「天宮市全域に及ぶ範囲でとても強い霊波を察知したの」

士道「それって……」

一方「……」

琴里「精霊が絡んでる。その可能性が高いわ。だけどーー」

一方「まだ確信は持てねェ……って訳か……」

琴里「そういうこと。ASTの顕現装置(リアライザ)の実験かもしれないし……でもこれだけの霊波を出すのは難しいのよね……」

士道「そっか……」

琴里「ほっとしてる暇はないわよ?何かが起きているのは確かなんだから……それに、士道の身体から霊力が逆流している現象とも何らかの関係があると思ってるしね……」

士道「そんな、まさか……」

一方「偶然が良すぎる。お前には異常はねェみてェだしな。ま、これは予想にすぎねェけどな……」

琴里「私も一方通行と同意見よ。上と連絡が取れない以上、簡単に結論は出せないし……」

不可解な現象。

上層部と連絡が取れない。

どういう訳かは分からない。

琴里は士道に最後に精霊の安心させるように言った。それは暴走したときに被害を最小限に抑えるため。

夜も遅いので琴里と一方通行は自分の寝室へと戻って行った。











































今日は、6月24日。










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