第五章 楽園
第2話 不可解な現象
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しいメニューを出したりとか、最近上条の不幸が一層増してるような気がするとか。
その日、少し違うとすれば士道が風邪気味だったことだろう。
だが、休むほどのことではなかったので普通に学校に来ていた。
その、はずだった。
昼休みに急に十香が苦しそうな表情をしたと思うと、教室を飛び出し、屋上へと向かった。
そこにはさっきの光景。
十香の完全なる霊装姿。
あれは一体……
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上条は目の前のドアを無意識に開ける。そこには目を疑う光景があった。
士道がベットの上で上半身裸になり、その近くで体温を測っている明らかに寝不足な顔をしている令音、頬を赤く染めながら士道の身体を拭いている十香、それを後ろで恥ずかしそうに見ている四糸乃、そして琴里がいた。
上条「……悪い、まだ上条さんは寝ぼけてるみたいですよっと。では、これで失礼」
士道「っおい!ちょっと待て!この状況をなんとかしれくれよ!」
上条「いや〜、上条さんも暇ではないんでね」
そう言って、バタンとドアを閉めた。最後に見た上条の顔は……笑っていたが、その中には呆れが入っているような気がした。
士道「また変な誤解を生んだ!っていうかあいつは何しに来たんだ?」
十香「っ……シドー、じっとするのだ」
士道「あ、ゴメン……」
十香に困った顔でそう言われると素直に従うしかなかった士道であった。
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佐天「あ、上条さん。コーヒーでも飲みます?」
上条「ん、じゃあもらうとするよ」
あの後、階段を降りて1階のリビングへと向かった上条は、佐天が沸かしたコーヒーを飲んでいた。一方通行も飲んでいることから少し多めに作って余ってしまったのだろう。
砂糖とミルクを入れてズズッとコーヒーを飲む。それはコーヒーしては少し甘い味だった。今度からミルクと砂糖の入れる量を調節しようか、そう思っていると、急に佐天が話しかけてきた。
佐天「上条さん、身体の方は大丈夫ですか?」
上条「俺は大丈夫だけど……士道がいろんな意味でやべぇと思うぜ?」
佐天「あ〜……それはなんとなく分かります……」
一方「お前ら、話すのもいいがもう夜遅ェからさっさと寝ろよ」
上条「へいへい」
佐天「はーい」
上条と佐天はおとなしく自分の寝室へと向かった。
佐天は琴里の部屋が今日の寝場所なので2階へ向かう。上条は一方通行と同じ部屋で居間に布団が引いてある。
上条「っていうか、一方通行のやつは寝ないのかよ……ま、いっか。明日も学校あるし、寝るとするか」
電球を消して布団の中に潜り込んで、静かに、おやすみ、と呟いてそこで上条の意識
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