夫になった訳だが……どうしよう?
53話
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に乗せて走り続けるレオは少しガッカリしたように呟く。そもそも筋繊維やらからアラガミである俺、イザナミ、レオと違ってジルは並のゴッドイーターよりは上と言った程度の身体能力なので誰かに運んでもらうしかない。
だが、俺とイザナミは誰かを運びながら安全に走るというのは体格的に少々厳しいのだ。で、一番体の大きなレオがジルを乗せて走ることになった訳だ。
「レオ、良かったじゃないですか。あなたの好きなロボットですよ?」
「姉さん……これはロボットじゃなくてタクシーか何かだよ」
そんな話をしていると目の前の地面が急に盛り上がり、銀色の蠍型アラガミボルグ・カムランが何匹か進行方向を防ぐかのように立ち塞がった。見たところ数は四匹、全ての通常種でありそれほどの数の他のアラガミを喰らった様子もなく、まさしく丁度いい相手と言えるアラガミだ。
「レオ、ジル、やれるな?」
「やってみるよ!!」
「当然です」
二人は俺とイザナミの前に立ち、各々の得物を構える。ジルは槍を、レオは爪と牙を……さて、思う存分遊んできなさい。
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