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アラガミになった訳だが……どうしよう
夫になった訳だが……どうしよう?
53話
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どは強くないけど、迷惑にならない程度には動けるよ」
確かに俺はジルの動きしか見ていないのでレオまでは判断できんが、事実ジルは最後の油断さえ抜けば中々のものではあった。イザナミ、レオはどうだったんだ?
「うーん……確かにレオの言うとおり足手まといって事はないんだけどね。けど、レオとジルが怪我するかも知れないっていうので嫌なんだよ」
「じゃあ、一旦キュウビ捜索を中止して俺の方の用事を済ませるついでにレオとジルに訓練を施して、アラガミとしての戦い方を覚える。その後、もう一度キュウビを捜索開始ってのはどうだ?」
「「「用事?」」」
「ジルとレオはともかく何故イザナミまで疑問符なんだ?まぁいい、アクアマリンの出てきそうな鉱山はないか探すって約束をしたんだよ。本来はキュウビのついでに済ませる予定だったんだが……レオとジルの慣らしには丁度いい難易度だし丁度いいんじゃないか?」
「ああ、ユウ君のね……私には無いの?」
「欲しいのか?」
「そりゃね」
「「ユウ君?」」
ああ、そう、かユウがゴッドイーターになってそう時間は経っていないのもあって、名前自体ははまだそこまで有名でもないのか。ただ、極東支部第一部隊隊長は人外の強さだという噂だけは出回っているんだった。
「ユウってのは極東支部のエースだよ、色々あって俺たちは極東支部で働いてたことがあるんだよ」
「アラガミなのに……ですか?あ、でも、パッと見ただけじゃアラガミって分かりませんね」
「それもあるし、向こう戦力として私達が欲しかったからね。私達……っていうより私の目的を果たすのにも極東支部所属って肩書きは欲しかったからね」
イザナミは少しバツの悪そうな表情でそう言った。その目的の果たし方に関しては彼女自身の少なからず反省しており、そうそう思い出したいものでもないのだ。
「極東支部は良くも悪くも普通の支部と常識が違うんだよ、結果的に私達の正体を明かしても大した事にはならなかったしね」
「変わった所もあるんですね……ところで何でアクアマリンを?」
「ああ、ユウが結婚指輪を作ろうって考えたんだが、こんな世界じゃ宝石を掘ってるところなんてそうそうないだろ?
そもそも出回ってないから掘りに行くことにしたんだが、支部のエースってこともあってそう長い間外出もできない。って訳で、せめて掘りに行くためにも場所くらい調べてやるって事になったんだよ」
「エースと言うのも大変なのですね、困難な任務ばかりで休みもないなんて……」
いや、ユウは確実に任務を困難とは思って無いだろうが、ユウ以外じゃ仕留められないアラガミが時々来るからそのせいでって気はするな。



という訳で、一度グリーンランド探索を諦めてロシアまで戻ることにした。
「想像はしてたけど、僕は乗り物なんだね……」
ジルを背中
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