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D.C.V〜ダ・カーポV〜過去の人がやってきた??〜
さくら「僕は一教師に、昔の僕は学園長ね」由夢「や、それはどうかと思いますよ?」
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業中寝てますけど」

説明聞いててわかった。葵は働くの大好きなのがよくわかった。
「なんていうか、そっくりですね。その私達に」
サラが嘆息混じりに呟やくと全員が頷いた。
「清隆はどうなんだ?」
あまり知らないので聞いてみることにした。
「清隆さんはその優しくてほっとけないのか、手伝ったりしてますね。あと物凄く鈍感です」
『あ〜』
雪音の言葉に全員が納得したような顔をする。
「とりあえず、上がってください。今、お母さんが料理を作ってるので」
そう言ってリビングへ案内する雪音。
その後、咲姫が雪音と同じ反応を示したので、全員で自己紹介することになった。






「ふ〜ん、つまりアンタ等は1951年の5月1日から来たと?」
「そうなります」
「それでそこにいるのが私たちのお爺ちゃんとお婆ちゃんな訳ですか?」
「由夢ちゃん、いきなりお婆ちゃん呼ばわりはお婆ちゃんに失礼だよ」
音姉、それ火に油・・・
「おばっ??音姫さんに由夢さん。それが事実だとしても“お婆ちゃん”は止めてくれますよね?」
状況の再確認と自己紹介を済ますとまゆき先輩が姫乃に確認していたら由夢が音夢さんをお婆ちゃんと呼ぶと笑顔は素敵なのに纏う雰囲気は説教モードの時の音姉のようだった。
「「は、はい音夢さん」」
雰囲気に気圧されたのか頷く音姉と由夢。
音姉達が働いてないなら俺が働いてるのか?でもどこでだ。
「未来の音姉」
「何、弟君?」
俺が話しかけると笑顔でこっちを向く。
「俺ってどこで働いてるんだ?」
「う〜んとね天枷研究所だよ」
俺が質問すると笑顔のまま答える。
「へ〜そうなんだって、へっ?」
今なんて言った?天枷研究所・・・・天枷・研究所。
美夏が開発された場所か。


美夏っていうのは由夢のクラスメイトで天枷美夏って名前だ。名前だけ聞くと普通の女の子に聞こえるがそうじゃない。美夏の正体はロボットだ。
HM−A06型とか言う人間そっくりなロボットなのだ。かつて俺(と杉並)が起動させちまったからというわけで、水越先生に注意を払うように強引に押し付けられた過去がある。
「美春の実家か?意外なところで働いてるな」
純一さんが俺を見ながら言う。
「そうですね。それに兄さんが働こうとしてる場所じゃないですか?」
「まあ、そうだがな」
へえ純一さんも働くのか。それって結構偶然だな。
『たっだいま〜』
そうこうしてると家に帰りを告げる声が聞こえてくると同時にパタパタと未来の音姉と由夢が玄関の方へ走っていった。
『お帰りなさいパパ』
パパ??俺の未来そんな風に呼ばれてるのかよ。
俺は頭を抱えたくなった。

こうして俺たちのどこか騒がしいい1日が過ぎていった。

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