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D.C.V〜ダ・カーポV〜過去の人がやってきた??〜
さくら「僕は一教師に、昔の僕は学園長ね」由夢「や、それはどうかと思いますよ?」
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これどうぞ」
そう言いながら雪音は手を後ろにして皆に見えないようにして目を閉じ、手を握りしめ、少ししてから手を開くとそこには、なんと俺や音姉、純一さんの使える“手から和菓子を出す魔法”で作ったバナナが入ったたい焼きがあった。
「いいんですか??」
「はい、どうぞ」
そう言ってたい焼きを渡す。
「なあ雪音、少し・・・話があるんだがいいか?」
俺は雪音を呼んで、リビングを出る。
「それで、何ですか話って?」
雪音はこちらをまっすぐと見る。その姿はどうしても由夢と重なってしまい、戸惑うが、話し合わないといけない。
「さっき皆に内緒で魔法使ってたろ“手から和菓子を出す魔法”」
「それがどうかしたんですか?」
雪音はキョトンとしている。
「俺や音姉、由夢にさくらさん、純一さんは魔法については知ってるからいいかもしれないが小恋や渉は魔法に関してはタブーなんだ。頼むからバレないでくれよ」
俺は雪音に釘を刺しておいた。
「や、そんなへましませんって」
由夢そっくりな応答をするなあ。本当に由夢の血が色濃く受け継がれてるよ、雪音は・・・
ピンポーン♪
「誰だろこんな時間に?はーい今出ま〜す」
再びチャイムが鳴り雪音が応対に向かう。
ガチャッ
「どちら様ですか?ってあれ?葛木さんに清隆さん、シャルルさん、陽ノ下さん、瑠川さんに立夏さん?どうしたんですか、こんな時間にさくらさんと一緒に」
雪音は急に現れたさくらさん達に疑問を持ち質問する。
「雪音ちゃん、ここに居るのは雪音ちゃんの知ってる立夏じゃないよ?」
「えっ?でもこんなそっくりなんですよ?」
そう言って雪音は薄い板状のものをポケットから取り出して操作した後、俺達に見えるように見せる。
覗いてみると咲姫と雪音に加え、ここにいるリッカ達ににそっくりな風見学園の制服を着て笑顔で写っていた。しかも真ん中に清隆が写っているのである。

おい清隆、それって両手に花って奴じゃないのか?渉じゃないが殺意が湧いた。
「本当ですね。性格も似てるんでしょうか?」
姫乃が見比べながら雪音に質問する。

確かに気になるところではあるな。実際どうなんだ?
「立夏さんはいつもは真面目なんですが、ちまちました作業の時はかったるいわ〜って愚痴ってますし、シャルルさんは清隆さんにとにかく甘くて、甘やかしまくってますね。見てて、こっちが呆れちゃいますよ。葛木さんは学校ではお嫁さんにしたい女の子No.1に輝くぐらいすごい人気ですね。瑠川先輩はいつもは真面目で優等生として葛木先輩と一緒に知られてます」
「最後に陽ノ下さんなんですが、いつもいろんなアルバイトしてて笑顔で私働くの好きなんでって言って、朝に新聞配達、放課後は喫茶店とか花より団子でバイトしてますね。ま〜その分よく授
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