第一話 アクセルSIDE1
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たね。メガ・スコルピオは私とアクセルの2人掛かりで倒したんだ」
ルナ「へえ、ルインと2人掛かりとはいえよく倒せたな。特A級ハンターでも苦戦は免れないのに」
ルイン「うん、部隊制があった頃なら17部隊入りは確実だね」
第17番精鋭部隊は、このエックス、ゼロ、ルインが以前所属していた部隊だ。
読んで字の如く、腕利き揃いだった。
エックスは隊長を勤めた時期もある。
余談だが、ゼロは17を抜けた後、第0特殊部隊、通称忍び部隊の隊長になっていた。
ハンターの激減で部隊制が解体された今となっては、3人共“元”がつくが。
エックス「………」
エックスはアクセルを見定めるように見ると口を開いた。
エックス「そう、だな…彼はとてもいい目をしている。」
アクセル「エックス…!!」
エックス「だが、アクセル。ハンターというのは簡単に務まるような仕事じゃない。非常時にも最善の判断が出来る冷静さと敵に屈しない強さ。そして命をかけて人々を守る心が無ければ務まらない。君にそれがあるか?」
鋭い視線で言うエックスにアクセルも強い視線で返す。
アクセル「分からないよ…でも、僕はエックス達に憧れてここまで来たんだ。僕の罪滅ぼしのためにもイレギュラーハンターになりたいんだ!!」
アクセルの言葉に彼の強さを見出だしたエックスは溜め息を1つすると苦笑を見せた。
エックス「覚悟はあるか…分かった。シグナスに掛け合ってみる。ただし今はイレギュラーハンターにしようにも試験を受けさせる暇がないから保留の形にして民間協力者という立場になるけど、構わないな?」
アクセル「勿論!!エックスはバスターが直るまでゆっくり寝てていいよ!!」
無邪気に喜ぶ、アクセルにルインは苦笑しながらもエックスに歩み寄る。
ルイン「エックス…今は私達に任せてゆっくり休んで…今の君に必要なのは休養なんだから……」
エックス「…分かっているよルイン。君も気をつけてな」
ルイン「うん…」
ゼロ「…そろそろ行くぞ」
ルナ「はいはい。イチャイチャしてるバカップルは放って行こうぜ」
アクセル「え?え?エックスとルインって恋人同士って奴なの?」
ルナ「そうだぜ?周りを憚らずイチャイチャして甘ったるいオーラを撒き散らす。ある意味シグマウィルスやナイトメアウィルスよりも遥かに厄介なレプリロイド破壊砂糖製造機だ。耐性がないハンター達が何人も犠牲になっている。ブラックコーヒーは必需品だぜ…」
ゼロ「それからあいつはエイリアとも恋仲だ。ハンターベースの危険地帯は指令室とエックスの部屋だということを覚えておけ、耐性がつかないうちに近寄ると胸焼けを起こすか砂糖を吐くことになるぞ」
アクセル「うわあ、エックスって大人なん
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