暁 〜小説投稿サイト〜
ロックマンX〜5つの希望〜
第一話 アクセルSIDE1
[5/7]

[1] [9] 最後 最初 [2]次話
その男の名は誰もが知る所。

ルナ「レッドアラートのリーダー…」

アクセル「レッド!!」

忘れるはずがない。
兄とも父とも慕った戦士である。
彼は堂々とハンター達に宣告する。

レッド『聞こえているかハンター共、俺はレッド。ご存知の通り、レッドアラートのリーダーだ。わざわざ表に出て来たのは他でもない。逃げ出しやがった俺達の仲間が、事もあろうにお前らの所に転がり込みやがった。そう、そこにいるアクセルだ』

レッドはアクセルをぞっとする目で見て、少年の心中を見出だそうとした。
アクセルは毅と見据える。

アクセル「レッド、僕は帰らないよ。レッドとレッドアラートが変わった今、もう僕の居場所はない。僕は僕の心に従ってここに来たんだ。絶対に戻らない!!」

迷いなき眼で言い放った。
心は既に決まっている。

レッド『そうか。帰らない、か…ならばハンター対決ってのはどうだ?真のイレギュラーハンターを決めてみないか?最後まで生き残った方が勝ちだ。悪いがこっちは、今まで捕まえてきたイレギュラーを仲間として使わせてもらうぜ、文句は無しだ。俺達が負けたら、アクセルはお前らにくれてやる。当然だが、俺達が勝てば…』

エックス「ふざけるな!!彼の意思を無視した挙げ句、そんな理由で戦いを引き起こすつもりか!!?」

怒りの表情と共に全身から吹き荒れる闘気にアクセルは密かに戦慄する。

レッド『そんな理由か…』

彼は遠い目でぼそりと言う。
普段の彼をよく知るアクセルは普段とは違う彼に目を丸くした。

レッド『俺にとっちゃ、大事なことなんだがな…』

ゼロ「…?」

アクセルにはレッドの真意が分からない。
何故このような戦いを挑んだのか。
何故レッドアラートが変わってしまったのか。

レッド『とにかく、アクセルは意地でも取り返す…絶対にな!!』

レッドは一同を見遣ると、笑って通信を切った。

エイリア『早速動き出したようね。各地でイレギュラー発生!被害の出たエリアを調べてみるわ。』

即座にモニターに世界地図が映し出された。
被災地が赤くポイントされている。

アクセル「ごめん、僕のせいで…」

ゼロ「面倒なことになったな。ハンターも人手不足でまともに機能していない。奴らを止められる実力者も少ない…」

ルナ「だな、さて…どうするかねえ…」

アクセル「(人手不足!!)」

彼の頭に名案が閃く。

アクセル「そうだ、僕をイレギュラーハンターにしてよ!!ルインとのコンビネーションもバッチリだし、なんと言ってもレッドアラートのことなら任せてよ!!」

エックス「ルインとのコンビネーション?」

ゼロ「どういうことだ?」

ルイン「ああ、そういえば言ってなかっ
[1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ